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育てやすい子供が育てにくく [発達障害のウソ]

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ネットには正規の情報よりも、だれかがどこかで聞きかじったか、学生時代に何となく習った事を
勝手に解釈して拡散された情報がほとんどです。






「育てやすい子供が大きくなって育てにくくなる。これが発達障害の子供の特徴です」






これが都市伝説の元になります。(最近は減ったのかな)






赤ん坊の頃は、おとなしくミルクを飲んでくれたのに、2才になったら嫌々ばかり。
育てやすかった子供が大きくなって育てにくくなったから発達障害かも知れない。→違います



幼稚園に行ってた頃は何でもおかあさんの言う事を聞いてイイ子だったのに、
小学4年になったら、急に言う事を聞かなくなって育てにくくなった。→違います



高校卒業するまであまり手が掛からずイイ子だったのに、
大学行ってひとり暮らしを始めてから勝手な事ばかり言って、親を何だと思ってるんだ。→違います






上記の例は、すべて人間が「ヒト」となる過程で、成長している証しで、発達障害、特に
自閉症とは全く関係ありません






育てやすかった子供が急に育てにくくなった。これを字義通り受け取ればそうなりますが、
現物の自閉症の子供を見た人はすぐ分かる事でも、自閉症を見た事も無い人
とって、理解しろという方が無理






自閉症の文献を読んで、自閉症を演じるニキリンコの自閉症像は、
まさしく自閉症を知らない人誤解したとおりを演じてくれます。






ニキリンコは、高校生までは優等生。しかし大学では授業について行けず8年在籍します。






これは、小さい頃は育てやすい子、大きくなって育てにくくなった、を読んだまま作文してこうなって
しまったのしょう。ただ、辻井先生だけはニキリンコさんの様に幼児期の症状が大人になって改善した
例は全然珍しくないとの事です。それにしては同じ様な人を見かけませんし聞きもしません。
改善と言うより改悪、悪化、進行、退行と表現した方が適切に思えます。






自閉症の子供を表す「育てやすい子」とは、

正常な子供は乳児の時は本来生体的危機を泣くしか無いのに、
自閉症の子供は親に泣いて知らせる事が少ないので手が掛からない






正常な子供は22ヶ月を過ぎる頃に自我(マインド)を得る事で自己主張が始まりイヤイヤがはじまりますが、
自閉症の子供はマインドブラインドネスなので、イヤイヤが少ない本当に手が掛からない子なのです。






ところが、40ヶ月を過ぎ、言葉をかなり使いだしコミュニケーションを取る事を覚える時期、
コミュニケーションで聞き分けが出来る時期に、自閉症の子供は言葉の代わりに泣くだけの、
どうにも聞き分けの無い子供に変身してしまうのです。






これが、自閉症、アスペルガー症候群、自閉症スペクトルの示す
「小さい頃育てやすかったのに、大きくなって育てにくくなった」と言う事なのです。






ですから、ほとんどの子供は該当する事は無く、お母さんの思い過ごしと誤解です。
しかし、本当にそうだったら。






もし本当にその通りだったら、すぐローナ・ウイングが強く強く言う様に早期診断
それしかありません。



【自閉症テレビ3】早期診断自閉症


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