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療育 の嘘 [療育のウソ]

療育の嘘と言っても、現実の世界では自閉症の子供を、安全にその親子の事を常に考え見守り
世話をしてくれる施設と、施設の担当者もいる。






彼らは、若く教育レベルも高く非常に熱心に子供の面倒を見て、そして自閉症について勉強している
真面目な職員がほとんどだ。






ただ、彼らも事情があるのだろう。その仕事を長く続ける事はなかなか難しい様で、だからなのか
自閉症に係わって30年とか言う職員に出会った事が無い。






若い意欲に溢れた高い教育を受けた職員が新たに入り、また一から自閉症の勉強実践を始める。






そういう現実がある一方、ネット上の「療育」の世界は華々しい成果ばかり。彼らに失敗は無い






もう一つ。「障害は個性」こういう言い方もある。特徴的なのが、「障害は個性」と言い、
一方で「早期療育が効果的」と言う事だ。






障害は個性→ だからそのまま前を向いて生きよう・・では無いらしい。
障害は個性→ 発達障害は発達の障害です → 早期療育で克服出来ます → 正常な子と同じ






障害は個性と言いながら、早く療育して正常な子に追いつき追い越せと言うのが彼らの論理構成。






私が問題にするのはそこだ。その矛盾を無意識に感じ、ずっと胡散臭く感じていたが、
その論理を分解すると矛盾が露わになる。






障害は個性と言いながら、早く療育にお金を掛けて正常な子に負けるな。
では、「療育」というのはそんなに効果があるのか?






自閉症の子供に限って考えると、その障害の状態を考えても「療育」と呼ばれるモノがそんなに効果的とは思えない






実はローナ・ウイングも注意を促している
つまり、「心理学的アプローチ」が無力である事。






分かり易く言うと、自閉症には普通の子供達と同じ様に心理的なやりとりで教育は出来ませんよ
と言う事なんだ。






ダウン症の子でも、知恵遅れの子でもみんなココロを持っているから、心理学的アプローチで療育を
受けている。






例えば、「これが出来たらおやつをあげますよ」とか「お父さんと仲良くしなきゃイルカさんに
会えないよ」とか言う様な心理的な駆け引きの事だ。そして、それらの子はみんな心理学的アプローチ
を喜び、楽しみとしている。






だからこそ教育効果が上がるんだ。 自閉症児とは取り引き出来ないんだ。






「発達障害は早期療育」こう謳っている時点で、自閉症その他の障害の子供の違い
分かっていない






そんな所で療育を受け、もし悪影響を受けたら?






現実にその例がある。



リペンタントママの所のカナー君。お母さんも施設も熱心に療育を施した。効果抜群で、
カナー君はお母さんの指示通り動く様になり、その様子は書籍で紹介までされた

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学研の『ティーチビジュアル
図鑑 自閉症児のための絵で見る構造化』 44~46ページに掲載されたカナー君






しかし、彼は突然壊れた。自殺未遂を図り、特別支援校まで行けなくなり、退学をした。






そんな例は一人で十分。これ以上増えて欲しくない。「早期療育」を宣伝している連中はそんな事も
知らずにやってるんだ。 それが現実なんだ。



【自閉症テレビ3】早期発見自閉症


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