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片岡聡さんの聞こえない [聞く]

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片岡聡さんの当事者としての発表スライド8から。

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コミュニケーションの上での選択的な声の抽出について書いた。
そして片岡聡さんのトイレでの携帯電話の話のつづき・・・






アスペルガー症候群の診断を受けている妻も、片岡聡さんと同様に電話を受けているときに
外野の声に非常に惑わされる






そこで長いOL生活の中で生み出した対応法は、電話口を手でふさぎ、有無を言わせぬ毅然とした態度と
声で「うるさい!聞こえない!」と言い放つのだ。






この、振る舞い、声質、態度、声の大きさ。ドコの誰から学んだのか、恐らく誰かのエコラリアなのだろうが、その見事さ、普段の姿とのギャップで、必ず誰もが口を閉ざす。






しかし、そのエコラリアも、職場での緊張の中使える手法であり、仕事を辞め20年。すっかりその
緊張感がほぐれ、地の自閉症が丸出しで携帯やスマホはさっぱり聞き取れなくなってしまった。






仕方ないので、シャープのハンズフリー電話を特別に妻の部屋専用に準備したら、
やっと電話の応対が出来る様になった。






ここで言いたいのは、正常な人は片耳で聞く声をコミュニケーションとして
選択的に抽出、或いは逆の耳からの音声をカットアウト出来る。






先天的なコミュニケーションの障害、自閉症の場合は、人の声を無理矢理
コミュニケーションツールとして取り込んでいるから、さらに高度な、片耳から 選択的に声を抽出するという芸当は出来ない、と言うか非常な注意力と努力と労力を要する






だから、より電話でのコミュニケーションに注力するためにトイレを選択し、外部からの外乱を防ぐという行為は、自閉症の特性を見事に表した手法である事が分かるのだ。






妻の外部の声を遮断するエコラリアは妻独自のTEACCH。トイレでの携帯電話の応対をするというのは
片岡聡さんが編み出した片岡聡さん独自のTEACCHなんだ。






ただ、ここでは片岡聡さんと私の妻に該当する話であって、全ての自閉症がそうだと言う訳では無い。
私は、普通にスマホも使えるし、スマホが苦手だから自閉症だとはならない。






あくまで自閉症は、三つ組の障害がセットになって自閉症として認められ
そのうちの、コミュニケーションの障害の一例として解説したと言う事だ。



動画も見てね
【自閉症テレビ12】見て分かる?アスペルガー


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