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感覚過敏のウソ [発達障害のウソ]

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「私は発達障害で感覚過敏です」



この中のドコにウソが隠されているか分かりますか?分かる人はマスタークラス。






1.発達障害と一言で言うが一体どの様な障害か。
  チック症なのか。
  DSM5で言う知能障害なのか。
  ADHDなのか。
  吃音なのか。
  ホンモノのLDなのか。
  それとも自閉症、自閉症スペクトルなのか。

  大体こう書いている人はその障害の詳細は知らずに書いていて、突っ込まれると
  「私はADHDの合併です」と言うのですが、なかなか自分から自閉症とは怖くて言えない様です。






2.自閉症スペクトルなら。
  自閉症、自閉症スペクトル、或いはアスペルガー症候群と診断されたなら、
  皆さんご存知の、「ココロの理論」の引っ掛けテストにまんまと引っ掛かり、
  「ココロが無い」「マインドが分からない」「マインドブラインドネスである」と
  判定されている訳ですから、


  「私は感覚過敏です」と言う主張をするには、
  自分自身の「マインド」感じ方を知り
  他の人の感じ方、状態を「想像」し、
  自分自身のマインドの量と他人が感じるであろう比較検討した結果、

  「私は感覚過敏です」 と初めて主張出来るのです。



  「マインドブラインドネス」で自分の「マインド」が分からない自閉症なら、
  上記の論理構成が矛盾だらけである事が分かります。






3.自閉症スペクトルなら。
  アスペルガーの子供は(私たち夫婦も含め)感想文が書けない。と言う特徴があります。
  これは、上記の「マインドブラインドネス」という特徴でもありますが、もう一つ。

  概念化が出来ない。と言う特徴があるからです。

  「感覚過敏」は概念です。

  「自閉症の子供が日差しを嫌って自分でカーテンを引く」これは事実文です。
  「彼は感覚過敏があるのでしょう」これはその行動を概念化した文章です。

  この辺の表現を明確に表したい所ですが、残念ながら私自身が概念を理解していないので
  未だに上手く表現出来ません。






  ここでアスペルガー症候群の成人の日常生活から「感覚過敏」に関する事を示すエピソードを
  書くとすれば、

  「なんか背中のタグが気になっちゃって、ハサミで切ったら余計切り口がえりに刺さって、
   気に入ってたけどあのシャツ捨てちゃった」とか、

  「なんだかズーッとあそこのドラッグストア嫌な感じだったんだけど、音量が大きいからかなぁ」
   とか、

  「あそこのソバ屋行くの止めよう。だってカビ臭いんだもん」とか言う事で、

  「私は感覚過敏なのでイヤーパットをして防止しています」なーんて言う人は別の疾患
  疑った方が良いのです。






  大体感覚過敏だったら、イヤーパッドをしていたり耳栓を耳に入れ続ける事の方が大変です。






  不思議な事に正常な人は、それらしいウソの方が気持ちが良いらしいのです。



【自閉症テレビ14】感覚過敏ADHD想像力


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発達障害ごっこの陰で [発達障害のウソ]

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発達障害になりたがる人が多い(みたい)。さらに発達障害グレーゾーンで生きづらければ診断も
必要無いから尚イイらしい(みたい)。






発達障害と言っても、自閉症から知能障害チックADHD他その症状は千差万別なのに、彼らはその障害
が良いのでは無く「発達障害」で無くてはいけないらしい。






発達障害なら、時にはコミュニケーションに難があり、時にはADHD合併で片付けが出来ず、時に感覚
過敏で困るからいろんなクレームを付けられる。






当事者の集いも多く存在しているみたいで、中には発達障害の診断を受け、障害者手帳2級を貰い
カミングアウトして当事者活動をしている(らしい)。






ここまで来ても、ネットライターや出版社の担当者は分からないらしいが、このブログを覗き込む
自閉症、自閉症スペクトル、アスペルガー症候群等のホンモノを知る人なら、こんな馬鹿げた
「発達障害ごっこ遊び」にすぐ気が付くだろう。






私が嫌な気持ちを持つのは、「発達障害者ごっこ」をしている連中のウソに対してでは無い。






仮にココで発達障害と仮定する。

私も妻もアスペルガー症候群だが、簡単に障害者手帳は貰えない。私はアスペルガー症候群と鬱病。
妻はアスペルガー症候群と強迫性障害。先ず、初診の証明の為のクリニックへお願いして、診断書及び
所見、そして初診日を証明する書類それらを全て揃え、転院の事実を全て証明。さらに現在の病院の
所見と意見書を添付し、役所の福祉課へ提出。不備がある度に書類は送り返され、訂正印を押して書類
の再提出。






そこまでしても、やっと手帳が取れたのは1年後。妻に至っては1年半後にようやく手帳を貰えた。
そのようやく取れた手帳は、「精神障害者手帳 3級」だ。






メリットと言えば、申告すればNHKの受診料を免除して貰えるぐらい。損得を考えると、2年ごとの
手帳の更新とそれに伴う診断書作成に2人で2万円弱。差し引き赤字か?






そんな3級の精神障害者手帳でも、私たち夫婦にとって「ニセモノ」と言われ続けてきた私たちを
証明するアイデンティティーそのものだから、途中で何度も何度もくじけそうに
なり、投げ出したくなっても、私は「妻のため」妻は「私のため」と本当に歯を食いしばり、必死に
なってなんとか手帳を貰えるまで書類を揃えきった。






この大変さはやった人しか分からない。






一方、発達障害ごっこの人達は、まるでJRの窓口で定期でも買う様に障害者手帳それも2級を貰う。






そんな訳無い。彼らの陰には両親が居る。若い頃から病院へ付き添った、恐らく母親が
病院の窓口で相談し、診断書を貰い、役所でも書類を貰い、役所でもアドバイスを受け、病院でも
アドバイスを受け、子供の将来を考え、必死になって貰ったのが精神障害者手帳の2級だろう。






精神障害者手帳2級となれば、すぐ国民年金の精神障害者手当に繋げられる。両親はまた必死でその
手続きも終え、ようやく毎月(2ヶ月に一回振り込み)障害者年金を貰えているんだろう。






私は、「発達障害者ごっこ」の話をネットで読む度に、その陰で子供の将来を心配して必死にかけずり
回ったであろう親の姿を「想像」している。






そんな、家族の心配を余所に、病識の無い統合失調症の患者をキティちゃんと呼んで利用している
連中に怒るのだ。

本当に許せない






医学分類上
知能障害は F70-F79 知的障害<精神遅滞>
ADHDは  F90-F98 小児<児童>期及び青年期に通常発症する行動及び情緒の障害(ICD10準拠)

ADHDを情緒障害から発達障害へ知能障害発達障害へ
創価学会が進める言葉狩り選挙運動か?



【自閉症テレビ15】統合失調症と自閉症の謎1


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グレー理論の逸材?ハッペ [発達障害のウソ]

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自閉症グレーゾーンの主張をする杉山医師辻井教授

以前二人の誌上座談会で「今後の自閉症理論をけん引する逸材」とべた褒めしていたのが、
このフランチェスカ・ハッペ。

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「自閉症の心の世界」   星和書店   フランチェスカ・ハッペ






フランチェスカ・ハッペはこの本の事を「本来目的としている読者は、私のように自閉症の謎に
魅了された、心理学やそれと関連する領域の学生や大学院生です」と紹介しています。






ただ、心理学が医学と密接に繋がっている英国と文学部に併設されている日本とは状況が異なるようで、
非常に、ロジカルであり、理系の私とも非常に親和性のある論理構成になっています。






日本でも専門医以外の医者、例えば小児科医であったり他の科目の医者が中には精神科医も、
「自閉症スペクトラムが普通の人に繋がっている」と明らかな誤解
している例が見受けられますが、英国でも研究者として同じ悩みがある様です。

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ハッペは、ここで
自閉症」は正常な連続体の一端位置していない。とハッキリ明示しています。






杉山先生や辻井先生は論文を読んでいるのでしょうか。



【自閉症テレビ12】見て分かるアスペルガー1


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育てやすい子供が育てにくく [発達障害のウソ]

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ネットには正規の情報よりも、だれかがどこかで聞きかじったか、学生時代に何となく習った事を
勝手に解釈して拡散された情報がほとんどです。






「育てやすい子供が大きくなって育てにくくなる。これが発達障害の子供の特徴です」






これが都市伝説の元になります。(最近は減ったのかな)






赤ん坊の頃は、おとなしくミルクを飲んでくれたのに、2才になったら嫌々ばかり。
育てやすかった子供が大きくなって育てにくくなったから発達障害かも知れない。→違います



幼稚園に行ってた頃は何でもおかあさんの言う事を聞いてイイ子だったのに、
小学4年になったら、急に言う事を聞かなくなって育てにくくなった。→違います



高校卒業するまであまり手が掛からずイイ子だったのに、
大学行ってひとり暮らしを始めてから勝手な事ばかり言って、親を何だと思ってるんだ。→違います






上記の例は、すべて人間が「ヒト」となる過程で、成長している証しで、発達障害、特に
自閉症とは全く関係ありません






育てやすかった子供が急に育てにくくなった。これを字義通り受け取ればそうなりますが、
現物の自閉症の子供を見た人はすぐ分かる事でも、自閉症を見た事も無い人
とって、理解しろという方が無理






自閉症の文献を読んで、自閉症を演じるニキリンコの自閉症像は、
まさしく自閉症を知らない人誤解したとおりを演じてくれます。






ニキリンコは、高校生までは優等生。しかし大学では授業について行けず8年在籍します。






これは、小さい頃は育てやすい子、大きくなって育てにくくなった、を読んだまま作文してこうなって
しまったのしょう。ただ、辻井先生だけはニキリンコさんの様に幼児期の症状が大人になって改善した
例は全然珍しくないとの事です。それにしては同じ様な人を見かけませんし聞きもしません。
改善と言うより改悪、悪化、進行、退行と表現した方が適切に思えます。






自閉症の子供を表す「育てやすい子」とは、

正常な子供は乳児の時は本来生体的危機を泣くしか無いのに、
自閉症の子供は親に泣いて知らせる事が少ないので手が掛からない






正常な子供は22ヶ月を過ぎる頃に自我(マインド)を得る事で自己主張が始まりイヤイヤがはじまりますが、
自閉症の子供はマインドブラインドネスなので、イヤイヤが少ない本当に手が掛からない子なのです。






ところが、40ヶ月を過ぎ、言葉をかなり使いだしコミュニケーションを取る事を覚える時期、
コミュニケーションで聞き分けが出来る時期に、自閉症の子供は言葉の代わりに泣くだけの、
どうにも聞き分けの無い子供に変身してしまうのです。






これが、自閉症、アスペルガー症候群、自閉症スペクトルの示す
「小さい頃育てやすかったのに、大きくなって育てにくくなった」と言う事なのです。






ですから、ほとんどの子供は該当する事は無く、お母さんの思い過ごしと誤解です。
しかし、本当にそうだったら。






もし本当にその通りだったら、すぐローナ・ウイングが強く強く言う様に早期診断
それしかありません。



【自閉症テレビ3】早期診断自閉症


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発達障害と感覚過敏 [発達障害のウソ]

ネット上では「発達障害で感覚過敏」が定番だ。
感覚過敏だと言うんだからそうなんだろう。でも私は違う





誰もが感覚過敏と言うけど、感覚過敏って何なんだろう
今まで読んだ自閉症の論文の中にはほとんど感覚過敏を取り上げた論文は無い。




強いて言えば、感覚の敏感性と言う事で項目を挙げたトニーアトウッドの論文ぐらいだ。

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ただそれも、感覚の敏感性(sensory sensitivity)

「発達障害で感覚過敏です」と言う人の話を読むと、
全員が見事に感覚過敏(Hypersensitivity)を訴えている。




日本で、知ったかぶりがアトウッドの本を読めば、
感覚過敏感覚の敏感性も同じに見えて、同じだと勘違いしてしまうが、
原語で読むと、sensory sensitivityHypersensitivity
単語も表現も違うから、全く違う意味、違う意図を持って論理展開をしている事が分かる。





しかし、誰も原著にこだわったりしないからね。日本の本はこうなっている。
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この項目については、自閉症の感覚の敏感性(sensory sensitivity)
について論じているのであって、
自閉症が感覚過敏(Hypersensitivity)だと論じている訳では無い。





感覚の敏感性(sensory sensitivity)とはどう言う事か。
例えば、犬の鼻は匂いに敏感(sensory sensitivity)だ。  分かるよね。





だからといって、いつもどんな匂いにも反応し続けはしない。もしいつも匂いに敏感だったら、
飼い主の足が臭かったら、部屋に入っただけで臭いで吐きまくっていなければならないし、
屁でもこいたら、犬はバク転して憤死してしまう。





匂いに敏感(sensory sensitivity)な犬でも、日常は普通に生活できるんだ。
これが感覚の敏感性(sensory sensitivity)





ところが、感覚過敏とは何か。これは人間に取って非常に重要な感覚。




例えば、本当に具合の悪い時、肌を触る風さえヒリヒリする様な感覚で、
さらに具合が悪くなる感じというのは分かるだろう?




この様に、日常に対して、何か身体の異常を感じた時に、
感覚過敏(Hypersensitivity)と言う形で人間は感じる事が出来るし表現する。
その異常な感じ方は、医者にとって患者の症状を知る重要な一つの手掛かりになる。




だから、感覚過敏(Hypersensitivity)は誰にでも起こりうる事なんだ。





ただ、ネット上の「発達障害」の人が訴える感覚過敏(Hypersensitivity)は、
不思議な事に、
統合失調症の人が訴える感覚過敏(Hypersensitivity)の症状そのものなんだ。





さらに驚く事に、先日ドコかの会社で「自閉症の見る世界をバーチャルで再現」という
製品が発表された。
これも、開発者が自閉症?当事者で開発に関与して完成したと言う事だったのだが、
その解説を見ると、驚いた事にあの「草間彌生」さんが、子供の頃から見ている世界
そのものを再現している。





少なくとも、私が見ている世界とは違うし、
マインドブラインドネス」である私たちが、
正常である人達の見え方を「想像」して作れるなら、
「他人の気持ち」も簡単に想像出来る事になる。





統合失調症の人が見る世界を再現した、と言うならすべてに矛盾がないんだけど、
まあビジネスとして成立するんだから仕方ないか。





でも、私が見えてる世界でも無いし、妻が見えてる世界でも無い。
だから、何か根本的な所で間違っている様な気がするし、
またそれで、子供達が壊される事になると、困っちゃうんだよね。



2023/09/10追記:感覚の敏感性を上手く教えてくれるのが、タヌト
彼の話は、まさしく敏感性。


つづく

【自閉症テレビ27】感覚過敏?アスペルガー2


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