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教育者の嘘 [新規記事]

尾形光琳_燕子花図 左隻(18世紀 江戸時代)_2000x835.jpg

これは東京都の例。


ウィキペディアからの抜粋ですが、東京都は1967年から高校の学区化が始まりました。





私達はそのど真ん中。
通学はサラリーマンと一緒に満員電車に揺られ、時には電車から押し出される毎日でした。





そしてある日、突然電車から高校生の姿が消え、満員だった筈の電車が、非常に楽に乗れる様に。
一体何があったのでしょう。





実は、石原東京都知事になり2003年に高校の学区制が完全に廃止されたのです。
以前から、何度も学区制の廃止が言われてましたが、高校生は何故か近所の高校へは行けず、
必ず電車に乗らなければ行けない高校があてがわれていたのです。
どの高校生に聞いても、どの都立高校の卒業生に聞いても、同じ様な答え。
中には、奇跡的に歩いて行ける高校があてがわれた人も居ましたが、それこそ奇跡と言うべき少数。
そんな実態があったのです。





高校の学区制が採用された頃は、国鉄の収益減と職員の大量定年退職者の退職金問題等が問題視されて
居た頃です。





2003年を機に、満員電車から消えた高校生の事実を考えると、教職員組合が国鉄職員の為に
高校生が満員電車を利用する様な高校をあてがっていたのかなーと思います。





勿論、現場の教師が学区内の高校をあてがう訳ではありません。教育委員会なのか何かの組織なのか
今はもう無い組織かドコかで、誰かが振り分けていたんでしょう。




でも、時代が経った今、浮き彫りになって見える事もあります。




あの当時、誰もそんな事を言わなかったし、今も言う人もいません。誰も口を開かない話です。

つづく

【自閉症テレビ18】自閉症と自閉症の会話


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特別支援教育 その2 [新規記事]

尾形光琳_燕子花図 左隻(18世紀 江戸時代)_2000x835.jpg

前回支援級の事を書きました。支援級の対象児童をどの様な生徒と見なしているか分かりませんが、
こと自閉症アスペルガーの子供の事を考えると、その数は非常に少ない事が分かりました。
今回は特別支援校へ通う自閉症児の事を考えて見ます。






今回も舞台は架空の10万人都市。
但し支援校の話ですから、千葉県の実数を架空の10万人都市に分散して考えました。





すると

知的障害の児童生徒   71.5人
知的と肢体不自由    7.5人   合計 79人
その内自閉症のカナー型 16.5人   1学年辺り 1.8人

つまり、10万人都市から毎年2人の自閉症児が特別支援校へ入学し通うと言う事です。





では、支援校へ通わせてみましょう。地方都市ですから車に頼らざるを得ません。
片道1時間掛かるとしましょう。朝往復2時間。夕往復2時間。
車で送り迎えすると1日4時間運転しっぱなしです。片道30キロとしても1日120キロ走行。
ガソリンがリッター20キロ走るとしても、月に120リットル以上ガソリンを消費。
リッター150円でも約2万円ガソリン代に掛かります。
(2023年8月6日追記 自治体により出るそうです出るそうです)




自閉症児を育てるのだけでも大変なのに、学校へ通わせるだけでこんなに大変。





私はバスで支援校へ通える大田区に居ましたから、都心から一歩離れるとこれ程過酷な生活があると
今初めて知りました。





自閉症児の大変さ。これを肢体不自由と知的障害を併せ持つ子供と同等のケア、人員の配置を
提案する予定だったのですが、通学の大変さだけで今回はギブアップです。





地方の自閉症児、いや全ての障害児とその親達が、どれ程の苦難を乗り越えているのか。
さらに、障害児の隔離教育が問題化し、寮の廃止が始まっている様です。
特別支援校の寮が廃止になって、生活が立ち行かない家族も出て来るのでは無いでしょうか。
学校の近くへの転居か、転職か、それとも別居か。それ以外の手立てってありますか?





さらに、18才になり支援校を卒業するとまた1つの難関。
障害が重く、支援施設を頼らざるを得ない。実際に施設を探しても、症状を聞くと断られます。
自宅で一緒に住みたいのは山々。しかし、生活が立ち行きません。施設を探してもドコもダメ。
これが実態です。

親が将来を悲観して、子供を殺すのも分かります。
リンクした様な事件はずっと続いています。




そう言えば、私が偽自閉症ニキリンコ問題に声を上げたのも、講演会数日前に心中事件があった事が
切っ掛けだったのを思い出しました。(自閉症カンファレンス2002 心中事件に寄せて)

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胸が痛むだけで、何の知恵も浮かびません。そう言えば私はこんな事を言われました。

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これは内閣府障害者施策委員である辻井正次中京大教授(ニキリンコ推薦者)より頂いたメールです。
こういう人が日本の障害者行政に携わっている事を思い出しました。

名称の変更がそんなに重要な仕事でしょうか。胸くそ悪いのと、障害児を持つ家庭を思う胸の痛みで
しばらく寝られそうにもありません。


つづく

【自閉症テレビ19】消せない怒り


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特別支援教育と万能教師 [新規記事]

尾形光琳_燕子花図 左隻(18世紀 江戸時代)_2000x835.jpg

教育に関する話は、我々しもじもの耳目に入って来ません。
それをイイ事にガセネタを垂れ流し、一方その受け皿に民間教室がいつの間にか出来上がり
なんだか上手い商売が成立します。
悪い事は何でも文科省か教師のせいにしておけば、丸く収まる様な雰囲気。






特別支援級への一般教師の担任義務化?支援級の現場では結構揺れてるんじゃ無いですか?
そこで現状を考えてみました。


ちょっと架空の10万人都市。横浜や都会の話ばかりじゃ田舎と釣り合わないですからね。
この話を基準に考えると、日本全国どの自治体にでも当てはめやすいと思います。






人口10万人 小中学生6千人 自閉症ASDは1万人に58人だから35人(カナー型含む)
(ギルバーグの疫学調査より算出)
佐賀県では支援級だらけで地方自治体が音を上げているらしいですが、

支援級が小中合わせ40クラス 男110人 女25人 合わせて135人
小中学に通うASDは22人 残りのカナー型の子は支援学校

ASDと言うのはイーロン・マスク、グレタ・トゥンベリさんから私の様なクソガキまで様々
その内支援級で無ければと言う子は恐らく十分の一。 支援級の自閉症ASDの子供2人






支援級へ通う135人のうちASD・アスペルガー・広汎性発達障害の子供が2人
ザックリ60人に1人がASD
支援級が40クラスあるとすれば、ASDが居るクラスは、僅か1クラスから2クラス






どうでしょう。皆さんの実態とおおよそ同じ感じを持たれますか?そこで次。
私が問題にするのは、教師に万能を求めすぎやしてませんかと言う話。






自閉症ASDはマインド・ブラインドネス。恐らく人生で一度も出会った事の無い特殊な人間
その人間を相手にしなければなりません。ですからそれ相応の特殊技能を必要とします。

一方残りの子供はマインドのある、心を持つ心豊かな子供達。
簡単には決めつけられませんが、私はこちらの子供の教育の方がより困難と考えています。
しかし、
一般の子供と同様マインド・心を持つ子供ですから、通常の教育の延長と考える事も出来ます。






特別支援教育と言うカテゴリーで括れば1つの話になってしまいますが、
嘗て情緒級と言われていた教育と、自閉症ASDの教育は別物です。
自閉症ASDはマインド・ブラインドネスですから。






ただでさえ負担増が叫ばれている現場の教師全員が、特別支援級の教師でさえ一生に一度
会うか遭わないかの自閉症ASD児教育に備え、マインド・ブラインドネスの知識を
勉強しそれに備えなければならないとは、教育資源の無駄遣いとしか私には思えません。






しかし、中には学生時代から自閉症児を知り触れ合い、教職課程を修了した教師もいる筈です。
そんな教師を、自閉症masterとします。小学校の入学前検診で自閉症且つ支援級への進学を予定
している子供がいる場合、自閉症masterが赴任。その子が中学卒業までフォローすれば、
9年で自閉症児の教育ノウハウが1例積み上がります。

今迄の行き当たりばったり。後は担当教師の根性任せでは、教師が疲弊するのは当たり前です。






自閉症master制度で、10万人都市で必要とする自閉症master教員は、上記算出の様に僅か2名。
補助要員を含め4名居れば何とかカバー出来るでしょう。






一方、残りの特別支援級の教師は今迄の、情緒支援級で積み上げたノウハウに特化した教師。
普通級から一時担任を任されたとしても、普通級のノウハウと共通項があるのではないでしょうか。






ネット上やマスコミの話は大袈裟な話ばかりですが、医学的な統計から導き出すと
こんな実態が浮き彫り出てきます。






教育もこう言う形でコスト管理をすると、教師も仕事の簡素化、時間の余裕に繋がると
私は考えます。

つづく

【自閉症テレビ23】支援級全員ASD?


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動画のお知らせ [新規記事]

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動画を作りました。是非皆さんだけに見て欲しいモノを載せています。見て下さい。ヨロシクネー
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