自閉症グレーゾーンの主張をする杉山医師と辻井教授。
以前二人の誌上座談会で「今後の自閉症理論をけん引する逸材」とべた褒めしていたのが、
このフランチェスカ・ハッペ。
「自閉症の心の世界」 星和書店 フランチェスカ・ハッペ
フランチェスカ・ハッペはこの本の事を「本来目的としている読者は、私のように自閉症の謎に
魅了された、心理学やそれと関連する領域の学生や大学院生です」と紹介しています。
ただ、心理学が医学と密接に繋がっている英国と文学部に併設されている日本とは状況が異なるようで、
非常に、ロジカルであり、理系の私とも非常に親和性のある論理構成になっています。
日本でも専門医以外の医者、例えば小児科医であったり他の科目の医者が中には精神科医も、
「自閉症スペクトラムが普通の人に繋がっている」と明らかな誤解を
している例が見受けられますが、英国でも研究者として同じ悩みがある様です。
ハッペは、ここで
「自閉症」は正常な連続体の一端に位置していない。とハッキリ明示しています。
杉山先生や辻井先生は論文を読んでいるのでしょうか。
【自閉症テレビ12】見て分かるアスペルガー1