「発達障害で感覚過敏ですー!」と言うのは勝手ですが、やっぱり私には
感覚過敏はありません。






ところが、舌圧子で舌をチョットさわられただけで、ゲーっと吐きっぽくなり、しまいには
口さえ開けられなくなるのは書きました。






これは50年経った今ならなんとか解説出来る事なのです。つまり軟口蓋の部分と舌の付け根の部分が
異様に敏感でついつい生体反応が起きてしまうんですね。生体反応ですから
根性では止められません






同様に歯みがきも幼児の頃からもの凄く苦手でした。しかし、朝の歯みがきは決まりなのでやらない
訳には行きません。どうしましょう。歯みがきは工夫次第で軟口蓋にも舌の付け根
にも触らないように出来るのです。母は毎朝歯みがきにノロノロやたら時間が掛かる私を見て、
どう思っていたのでしょうか。

いろいろ工夫して何とか口の中に触らない様に出来たとしても、思わず触っちゃう事もありますから、
その度に「ゲー」っとなって、歯磨き粉をはき出します。






分かり易く言えば非道い二日酔いの時に、思いっきりノドの奥に歯ブラシを突っ込む感じでしょうか。






小学校1年から、毎朝毎朝「ゲー」との戦いです。
そのうち思いっきり口を開けて、歯だけにブラシを掛けると、ノドに触らずに磨けるテクニックを
身につけました。その代わり、口からは歯磨き粉がダラダラそこら中にまき散らされる事になります。






あれ?マインドブラインドネスなのに、そんな自分の事、自分の姿が分かったのでしょうか。






それは、22才を過ぎ友人の下宿で歯磨きをしている時に、洗面所を歯磨きだらけにするのを見て、
綺麗好きな友達が遂に切れた?んでしょう。






「オッ前、ハー磨く時、そんな口開けっぱなしにして磨くヤツ居ないだろう。口開けっぱなしだから、
ダラダラ口から泡タレっぱなしだぞ・ンッフ・フフ・ハハハ」






言われて始めて気付きました。そうか。ハー磨く時は口をすぼめるのか。だからいつも歯みがきの泡が
洗面所に飛び散ってるのか。でも口すぼめると吐きッぽいし。この口を開けて歯磨きするのはオレが
開発した手法だし。






60才過ぎた最近は、前程大口開けて歯磨きしなくなりましたけど、根本はさほど変わりません。



【自閉症テレビ14】感覚過敏ADHD想像力の障害