目をつぶった今、自分を代弁してくれるのは指先だけ。



だから、正確に指差しが出来ているのです。






そしてそれを理解するのは第三者、一緒にいる誰かです。この指差しを理解出来るか出来ないか、
後は相手の能力次第。相手任せなんです。






つまり、指差しを使いながら、誰かと相互に確認しながらと言うコミュニケーションとしての指差しは
成立しておらず、あくまで一方的な「意向表明」。



相手が居るかいないか、相手が見ているか見ていないかを全く考えず、自分の意図だけを表明する
「目をつぶった指差し」はきちんと出来ています。






しかし本当の意味でのコミュニケーション。コミュニケーションの手段としての、相手の反応を
見ながら、相手にきちんと知らせる、分からせるための指差し。



目を開けて、知らせたいモノを見ながら、相手の反応を見ながら、指を指す指差しは出来ないのです。






これはものの見事に、この注意共有



注意共有の仕組み Shared Attention Mechanism つまりSAM獲得していない事
示しています。






この説明で少しはSAMと言われるモノの内容を理解して頂けたでしょうか。






そしてさらによく言われる視覚優先

視覚優先なのに、なぜ目をつぶると指差しが出来る様になるのでしょう。



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