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ピカチュウ [見る]

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「発達障害で感覚過敏です」って大変だね。
私たち夫婦は診断済みだが、感覚過敏(Hypersensitivity)は無い。
感覚の敏感性(sensory sensitivity)はあるみたいだけどね。






もうずいぶん前になるんだけど、テレビ東京でピカチュウが大ブームの頃テレビ放送を見ていたら
子供がてんかんを起こしたと言う事件があったんだ。






それは、アニメの光の点滅があまりに激しくて、その光刺激でてんかんを引き起こした。






以来、アニメの明暗の激しい差について規制が掛かったんだ。






実は、その当日、その番組を私たち夫婦も見ていたんだ。午後6時位でどこも見る番組が無い。
それでピカチュウを見てたんだな。まあ、それ位良く出来た番組だったんだ。






見た後、妻が「何だかイライラする」ってうろついているんだよ。
何とか夜になって、落ち着いて寝たんだけど、その後、報道を見てすぐ思い出した






あっ!この番組見た!あの日もの凄くイライラしてなんでこんなに
イライラするのか不思議だったんだ!あのテレビのせいだったんだ!」




妻はもう大人で40過ぎだったからその程度で済んだけど、子供の頃だったら光刺激てんかん
を発症していたかもしれない。






光刺激てんかんは、番組上の明暗反応で起きた。そう言えば、妻は冬の日差しが差すと
「まぶしい、まぶしい」をくり返す。






以前書いたが、これは部屋の中の明暗差に反応しているのでは無いかという、私の仮説だったが、
ピカチュウの話を考えると冬の日差しの明暗差が子供達の光刺激てんかんに通じる刺激
を与えていたのか。それならあれ程反応するのも理解出来る。






「感覚過敏ごっこ」はさて置いて、現実の感覚の敏感性(sensory sensitivity)
調べていけば、やがて原因も発見出来る






いつかその日が、そんな話が自由に出来る日が来て欲しい



【自閉症テレビ17】アスペルガー薬と療育


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見るの付録(脳貧血) [見る]

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私は子供の頃から脳貧血?に悩まされていた。






学校で「起立!」の声と共に立ち上がると、いつも頭がクラクラした。両手を左右に開きイカが
泳ぐような格好をしてフラフラするから、ひょうきん者だと思われていたかもしれない。






「あっち見て」と言われて、振り返る時も頭がクラクラした。






ある日「もっとゆっくり立ち上がりなさい」と言われ、ゆっくり立ち上がる様にしたら大分良くなった。
振り返る時もゆっくり振り返る様にしてクラクラしなくなった。






実は、妻と知り合った時、妻ももの凄い早さで振り返るのを見て驚いた。






聞くと、やはり頭がクラクラするという。もう25才過ぎているのに、まだそんな状態。
急に振り返るのを止める様に言ったが、少しは良くなったかな?






ある自閉症児の集まりでは、話の度に子供達が全く同じタイミング同じ速度で、右へ左へ頭を向ける
のが可笑しいほどだった。






みんな、頭をクルッとまるでトリが振り返る様に勢いよく向ける。それも驚く程一斉に動くんだ。






私も、妻も彼らと全く同じだ。 クルックルッ。可愛いよクルックルッ。






誰も言わないが「自閉症児は同時に二つの事が出来ない」を見事に表した行動なんだ。






正常な人、正常な子供は「ハイ、こっち見て」と言われると、顔の向きが変わると同時に目玉も
そちらに向くから、そんなに極端に頭をクルックルッと回さない。






ところが、自閉症の子供、自閉症の大人である妻を観察すると、目玉は顔の正面を向いて固定したまま
頭だけを回してそちらを向く。






だから、常に言われた方向に顔がキチンと正対するのが特徴なんだ。






そんなに激しく頭を回したら、クラクラするよ






「こっちを向いて」と言われたら、もう少しゆっくり顔を向ける様に子供達に教えてあげて下さい。






間違っても、正常な子供と同じ様に、頭と目玉を一緒に動かせなーんて出来ない事をやらせようと
しないでね。出来ない事を無理にやらせると療育と同じで子供が壊れるからね。



動画もみてねー
【自閉症テレビ31】できない私


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片岡聡さんの見たモノ [見る]

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2022年7月15日更新

さて、やっと本題。
スライド40で片岡聡さんが「感覚過敏」訴える現象

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講演会では医師による補足説明がなされているのかもしれないがこのスライド原稿では分からないので、
私の解釈を勝手ながら。

追記:ここでは感覚過敏発作としているが、私の知識では「感覚過敏発作」も
「自閉症(ASD)に於ける感覚過敏発作」も理論的な裏付けを得る事は出来なかった。
似通った表現は、トニー・アトウッドの感覚の敏感性についての論文。
御存知の方は是非コメント欄に書き込みお教え下さい。
私はあくまで、片岡聡さんの個人的体験の報告例と考えています。





片岡聡さんが「光が急にまぶしくなりスマホの画面も見えなくなる」と訴えている。






片岡聡さんが訴えているんだから、その症状が出ているのは間違い無い






ただし同様の診断を受けている私にはその症状は出ない






つまり、この時点で「ASDの感覚過敏症状」とは言えないと言う事。






では、原因は何か。この講演会の席に同席した医師たちもそうだろうが、
私もその原因は「てんかん」に依るモノだと考えるのが自然だ。

追記:てんかんの世界も非常に医学的進歩があり、この時点ではてんかんと断定しましたが、
当然それ以外の脳障害、その他の要因も考えられます。





私たち自閉症と、てんかんは非常に近い親戚筋で、医学的に「てんかん」と診断される
昏倒などの症状が出なくても微細な、小さな、目に見えない様な「てんかん」
を起こしていると考えさせられる事が非常に多い






私と違い私の妻はずっと片岡聡さんに近い様だ。以前にも書いたがピカチュウのテレビ番組を見て、
「光刺激てんかん」を起こしたと思わせる行動を取った。






この「見えない(隠れた)小さなてんかん」について言及している医師は知らない。
私が妻を40年観察し続け「てんかん」では無いか?と思う行動は、妻を参考に振り返ると、
実は私にもある






片岡聡さんの「光刺激による反応」の原因は自閉症にあるのでは無く「てんかん」にあるのだ。

追記:ピカチューによる光刺激によるてんかん症状。専門医の話によると、てんかんに限らず
同様の症状が出る可能性があるそうだ。私が自閉症の定義に厳密な様に、てんかん専門医に依ると
てんかんの定義も非常に厳密且つ精密なものであるそうです。もしもと思ったら是非専門医に。





だから片岡聡さんの症状について言葉を話す自閉症者にその症状の情報を求めても無駄に終わる。






この症状に真剣に向かい合う気持ちがあるなら「てんかん」の子供達のデータを集め、
それに対する薬種を探し、その上で、自閉症という特殊な脳みそを持つ片岡聡さんが、
どの薬に対してどう反応するか






言葉を持つ知性を持つ自閉症に対して実験をして初めて
人より異常に効きが良いとか、効きが悪いとか、副作用が出るとか出ないとかが分かるのだ。






もし、ここで「抗てんかん薬」の投薬例のデータが詳細に取れれば言葉を持たない
多くの自閉症のこども達有効に投薬する事が出来るのだ。






だからこそ、ニセモノのなりきり当事者が存在してはいけないのだ。



医学は本当に深い。動画もみてねー
【自閉症テレビ27】感覚過敏?



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片岡聡さんの言葉の選び方 [見る]

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この原稿を書く前にもう一度読み返してみた






するとスライド31にこうある。
「感覚過敏」というよりも、健常者にとっては問題ない感覚刺激によって
  思考が中断するほどの影響をうけるというのが実態






まさしく私が常々訴えている「感覚過敏」「自閉症児の感覚の敏感性」の違い
片岡聡さんもきちんと認識した上で訴えている。






では何故片岡聡さんは、「感覚過敏」と表現したのか。






これもマインドブラインドネス、自閉症の特徴で、






1.本質的に言語を使用するコミュニケーションは出来ない
2.コミュニケーションを求められるので、知能で対応する
3.本来持たない言語は、広く使われている用語を使いたがる






結果4.その単語の概念を精密に理解していないのに、頻繁に使われている単語を
    反射的に使ってしまう






検証5.端的な例が「生きづらい」

    片岡聡さんは本当に正常な人たちが言う「生きづらい」という
    概念を理解しているか。「生きづらい」とはどの様な事か
    なぜ正常は人は「生きづらい」と言うだけでお互い「共感」できるのか
    その
    「共感」を理解した上で片岡さんは「生きづらさ」を使っているか






ちなみに想像力が欠如している私は(注:他者のココロの理解が出来ない)
「生きづらい」と言われても全く共感も理解も出来ず「?」となる。






「生きづらい」ってどう言う事?
「生きづらい」ってロヒンギャ難民より凄い環境?
「生きづらい」ってそんなに生命の危機的状況が日本にあるんだ。






という風になっちゃって、思考停止になっちゃうんだね。






でも、片岡聡さんがそれらの単語を採用するのも私たち夫婦には良く分かる






何故なら、それ程片岡聡さんが「学校教育」の場で
徹底的に「ココロ」の教育を叩き込まれてきたからね。







ある意味私たち夫婦よりも過酷な時代だったのだろう「想像がつく」よ。



動画もみてね
【自閉症テレビ32】言葉って何?


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片岡聡さんと同じ事違う事 [見る]

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片岡聡さんも私たち夫婦も同じ自閉症三つ組の障害が完備したマインドブラインドネスだ。






一番の問題はマインドブラインドネスであるが故に、自分自身の状態が「誰にもある事」
なのか、私、或いは片岡さんだけに起きている事かが分からない事なのだ。






だから、自分の感覚過敏について、補装具を付けて自分が大変だった事に初めて気付いた
と言う事になる。小島慶子さんが薬を飲んで初めてADHDの脳を知った事と同じだ。






本来は、周囲の誰かが気付いて「この子は感覚過敏だ」と認識されればその子の環境は配慮され
格段に環境が良くなる






片岡さんの講演を聴いた訳では無いので、詳細まで分からないが、片岡さんの言う「感覚過敏」の
例には二つの原因が考えられる。






ひとつは、少しだけ触れられているが、てんかんを原因とするモノ。
もう一つは、まさしく自閉症の特性が原因となっているモノ。






トイレで携帯を受けていた事は、自閉症マインドブラインドネス
理論に裏打ちされた行動であり、理論的に解説できる行動。これについては「聞く」の項目
詳しく解説します。






そして、今のテーマは片岡聡さんが見るモノがテーマ。次にその内容に踏み込みます。



動画もみてね
【自閉症テレビ17】アスペルガーの薬


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