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自閉症グレーゾーン? [発達障害のウソ]

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2022年4月26日更新
精神科医がすべて児童精神科医でも無く、自閉症の専門家ではありません
そもそも、カナー型の子供でさえつい最近まで判定が難しかったし、
一般の精神科医が自閉症児の判定をおこなってきた訳では無いので、突然診察室に来て
「知能が高い自閉症だと思います。診断して下さい」言われても
診察希望者が現れてから、該当資料を研究するのが関の山です。



ですから、精神科病院の中には待合室に、あの「自称自閉症」ニセモノの自閉症のニキリンコ
書いた書籍を置いている病院もあるくらいです。



その程度の認識の病院で診断を受けようとしても、転院を進められるか、おおよその判断しか
下せません。
この場合、診断以前の状態、つまり「未診断状態」或いは「グレーゾーン」となります。



精神科を受診して「グレーゾーン」状態だったとしても、
自らがグレーゾーンと宣言する為精神科医を利用するなら別ですが、
現実にはそれ以外の目的がある筈です。



つまり、「うつ」であったり「PTSD」に悩んでいたり「強迫性障害」の様であったり、
何かしらの問題を抱えて精神科を受診したのでしょう。
受診した精神科医が、自閉症理論をマスターして居なくても、精神科医としては十分患者の様子を
診る事は出来ますし、一般的な精神疾患に対しては非常に有能であるかも知れません。



精神科で、診察を受け、精神状態が改善し健康的な毎日が取り戻せたなら、
自閉症グレーゾーンであるか否かは全く問題になりません。



では何故「発達障害グレーゾーン」(自閉症グレーゾーンを臭わす当事者)が
ネット上に大量発生するのでしょう。



それは、嘗て「ニセ自閉症当事者ニキリンコ」を仕立て上げ、組織を挙げて応援し、
未だに政府障害者施策委員辻井氏を送り込んでいる創価学会が、
選挙に備え、新たな組織、新たな人員確保に励んでいるからとしか思えないのです。



穿ちすぎる考えでしょうか。
現実にスラップ訴訟に巻き込まれた身としてはそう考えてしまいます。



【自閉症テレビ11】ホントの診断法アスペルガー


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それでもグレーはある!? [発達障害のウソ]

2022年4月26日更新

世界中でふたり(他にもいるかも知れませんが)、日本の杉山登志朗医師と辻井教授だけが、
自閉症グレーゾーンが存在すると主張しています。
フリス、ウイング、バロンコーエンの判定基準を準拠していると言いながらです。



マスコミ(NHK)やネットではしきりと主張していて、同じ主張はしょっちゅうネットで見掛けます。
しかし、残念ながらその根拠となる論文、データ等一切見つけられ無いのですが、
ヘタに「その根拠は」などと問おうモノなら、名誉毀損で訴えられるので誰も問いかけません。



数少ない情報の中から、その根拠らしきモノを見出すなら、この文章が見つかります。
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ウイングの本の250ページ。
ただこの文章は英国流の言い回しがあり、分かりにくい日本語なのでくせ者です。
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下記引用----------
     p250 正常との境

     自閉性障害として特徴づけられる特性の多くは、
     生活のあらゆる面で間題なく過ごしている人にも
     わずかながらみられることがあります。

     ほとんどの人はそのパーソナリティのなかに、
     自閉的行動となんらかの共通性をもつ側面が、一つないしそれ以上
     見られるものです。

     アスペルガーが指摘しているように、ある程度の自閉性は、
     芸術や科学の領域においては有利となります。
上記引用----------


1.自閉性が見られる人でも、問題無く生活している人がいる。
  かつての私がそうでしたが、残念ながら経済的成功に至らず、満足出来る生活環境を
  整えるまでには行きませんでした。
  しかし、私たちの仲間には、経済的成功者が存在し、生涯を全うできる人もいます。






下記引用----------
     自閉性障害をもつ能力の高い人と、
     正常だがちょと変わった人との間には、 明確な境界線は存在しません
     診断の問題の論議のなかで、
     どこに線を引くべきかということがしばしば討議されます。
     診断を下すことによって、だれかを傷つけたり、
     以前になかった問題を引き起こす危険性はないのでしょうか。
     この問いは、実践上のジレンマではなく理論上のジレンマです。
上記引用----------


2.現在自閉性障害の明確な境界線を設けていない。それは理論上のジレンマがあるからだ。
  理論上のジレンマとはどの様な事でしょう。

  自閉症か否かは既に「心の理論」等で定義されている。
  しかし、問題無く生活している人まで含め強制的に判定する事に繋がらないか。
  判定した事で、かつてのユダヤの様に排除の対象になったり、
  判定された事で、例えば社会制度上で逆差別の対象にならないか。
  これらの可能性を考えると、理論上のジレンマが生じる。  と言う事です。






下記引用----------
     臨床においては
     自閉性障害の診断をする最も重要な理由は、
     個々の問題が幼年期から成人期までの発達上の難問を引き起こすからですし、
     また親たちや自閉性障害をもつ人自身がしばしば助けを必要としているからです。

     そうした場合、診断を下すためには、
     その診断によってどのような助言が得られるかを検討するのが適切です。

     よく対処している人は、たとえ自閉的特徴をたくさんもっていたとしても、
     診断を受けに行くよう紹介されたり、自分からすすんで診断を受けたりはしません。

     彼らにそうすべきだと助言することは、不当な干渉です。

     自分が自閉性障害をもつことに気づいており、
     そして相互に連絡を取りあっている非常に能力の高い人のグループは、
     いろいろな刊行物のなかで、自分たちの考え方やその世界の経験のしかたは、
     自分たちにとって正当なものであること、そしてたとえ治療が可能だとしても、
     自分たちはそれを望んでいないことを強く主張しています。

     しかし自閉性障害だと気づいている人がすべて、
     必ずしもこのように感じているわけではなく、
     たとえ表面的にうまく対処していても助けを求めています。
     ひとりひとりの感じ方や願望は、尊重すべきです。
上記引用----------


3.ひとりひとりの感じ方や願望は、尊重すべきである。







「正常との境」 ウイングの言わんとする結論はこうです。

1.自閉性が見られる人でも、問題無く生活している人がいる。

2.現在自閉性障害の明確な境界線を設けていない。
  それは理論上のジレンマがあるからだ。

3.ひとりひとりの感じ方や願望は、尊重すべきである。






走り読みをすれば何となく変な人と自閉症の間がずっと続いている様に感じるかも知れませんが、
よく読み込むと、自閉症のグレーゾーンが存在するなどとは一切書いていない事が
分かると思います。



ではもう一度先ほどの部分をよく読んで見て下さい。
クリックすれば大きくなります。
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理解しにくい方はハッペの論文も参照の事
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【自閉症テレビ11】ホントの診断法アスペルガー


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発達障害とコロナ [発達障害のウソ]

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2022年4月27日更新
私たちは、通院の問題や勤務地、転居に伴い幾つかの精神科を転院した。
病院では、それぞれの精神科の専門医に診てもらっていた。







中には壊れかけているんじゃ無いかと、こちらが心配する様な先生も居たが、
殆どが、非常に知性的な先生で、7人の精神科医に診て貰った事になる。








転院の時は必ず紹介状を書いて貰うから、診断も申し送りされるのだろう。
私たちを担当してくれた先生は全員「アスペルガー」または「アスペルガー障害」と
表現していた。









考えて見れば、熱っぽくて病院へ行った時に、たいていは「コロナ」です。
って言われるだろ?それをわざわざ「感染症です」と言う先生は先ず居ない。









ところが、ネット上の発達障害の連中は、全員「発達障害」と診断を受けたと言うんだ。
不思議だよね。少なくとも私が知る先生は「発達障害」と診断をする先生は居なかった。









大体、「発達障害」と言う単独の障害は無いし、診断名も無いからね。
診断書を書いて貰うと、必ずICD10の分類コードと、それに伴う診断名が書かれる。









例えば、F90.1 多動性行為障害 とか、F80.3 てんかんを伴う後天性失語(症) とか、
F84.5 アスペルガー<Asperger>症候群 とかね。









業界用語じゃないけど、現場で医者の先生が常識的に使う言葉があるのは分かるでしょ?
インフルエンザはインフルエンザって言うよね。
それを大仰に「感染症です。ウイルス感染症で、ウイルスはインフルエンザウイルスでしょう
なんて言う医者は居ないんだ。







もし、「感染症です」と言われたら、相当難しい場面の説明として使われるだろう。







「発達障害」もそうだ
全く知識の無いお母さんに対して、
「自閉症です。これは生まれつきの障害で発達障害の一種で、育て方でなるモノではありません」

と、解説する時に使ったのなら分かるが、







精神科医が、「あなたは発達障害です」
「統合失調症では無いので薬を飲む必要無くなりました」と言ったなんて話は、
とても信じられない話だと言う事が分かるだろうか。







ネットニュースもすべて主語は「発達障害」、そしてその後にわざとらしく個別の障害を解説。








医療の世界とはかけ離れた、ネット上の「空想に近い世界」が繰り広げられている事が
分かるだろうか。

分かって貰えるだろうか。






分かって貰えるかな-。なんたって私はアスペルガー症候群の65才

どこまで説得力のある説明が出来たか、サッパリ分からないんだ。






障害者だからね。



【自閉症テレビ13】


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療育 の価値 [療育のウソ]

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私が療育と言うとすべて否定的な意見だと考えるかもしれないが、療育という単語が異様に嫌いな
だけで、すべてを否定している訳では無い。






私が最も危惧しているのは、一般的な知能障害、つまり知恵遅れの子に親しんだ人が、ホンモノの
自閉症を見た時に、その違いを知る知性を持っているかどうかと言う事だ。






実は、これが最も重要で難敵でもあるんだが、マスコミ特にNHKがおだて上げる例えば、
「素晴らしい絵を描く自閉症。今度会社のポスターに採用」と言う様な例が、ことごとく自閉症では
無く、知恵遅れの子供なんだな。知能が低いが、周囲が期待する事をその通り実現して絵を描いて
みせる。そういう子だ。






一方、障害者施設で働く人の苦労をクローズアップするドキュメンタリーなんかは、不思議とその
困った行動をする障害者は、自閉症なんだ。困り具合が画になりやすいんだろうな。






それ程、障害者施設でも特別の行動を取る自閉症児を、一般の知能障害との区別無く、療育の名で
強い働きかけをし続けるとすぐに壊れるのはすぐ分かる。






もし、本当に療育というモノを分かってやっている所なら、自閉症児は特別な違うプログラム
対処しています、と言う様な所なら、これは信用出来る






私は療育の最も重要な点を語る施設を見た事が無い。療育施設の本当の意味は、自閉症児を育てる上
で、親が壊れてしまわない為だ。自閉症児とのつきあい方を、親が子供と共に探し出す事。それが
療育施設の真の意味、存在価値なんだ。






一時的でも、親が子供から離れ気を抜く事が出来、冷静になって、もう一度子供の可愛らしさを
思い出し、また新たな活力が生み出る。そうじゃなくちゃ療育施設の意味が無い。
成人した息子と無理心中するしか方策を持たない父親なんて可哀想すぎるじゃないか。






自閉症児の子育てブログをのぞき見たら、ただ子供を育てるだけでも大変なのに、さらに嫌がる子供を
療育施設に無理矢理連れて行き、親子共に療育施設そのものが負担になる。馬鹿げているがどうも
最近はそうらしい。






自閉症児は、コミュニケーションが取れないから、知能が低い様にしか見えないが、記憶だけは抜群
だ。それが端的に表れるのが、サバンと言われる人達。サバンの様に、何か特異な表現として出て来な
くても、全ての自閉症児は、毎日何かを強烈に記憶し、それを一生忘れない。






私たち夫婦は、その事を「生まれつきのPTSD」と言っている。






ただでさえ、PTSDをストックしてしまうのに、わざわざ自閉症児の経験の無い療育施設でPTSDの山を
記憶させる事は無い。






自閉症の子供と両親が、苦しい思いを少しでもする様な療育施設はすぐに止めた方が良い。親が子供を
施設に預ける事が、親の負担を減らす事に繋がる療育施設を探しまくった方が余程建設的だ。



【自閉症テレビ17】アスペルガー薬と療育


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発達障害と障害者手帳2級 [発達障害のウソ]

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ネット情報や、発達障害当事者会の当事者の話をよく読んで欲しい。

不思議な事に彼らは、発達障害でさらに精神障害者手帳2級を持っている。





以前、私の所に来た自称アスペルガーの男性も、アスペルガー症候群の診断を受けたと言うが、
アスペルガーの診断を受けた事自体が珍しい事なのに、精神障害者手帳2級を持つと言う。





当時、一部の噂ではアスペルガー単体では手帳が貰えないと言う話だったので、
みんな驚いて「どうやって取れたの?」と聞いたら、
裏技で取る方法があるんです」と言い切っていた。





あの頃は、私たちもまだまだ勉強不足、経験不足だったから分からなかったが、
あの時期、精神障害者手帳2級を取れていたんだから、彼が統合失調症である事は
今なら容易に分かる。






では、今、2019年現在「発達障害で精神障害者手帳2級」を取れると言う事はどう言う事か。
もう一度ICD10を見ると

F70-F79 知的障害<精神遅滞>  これは知能障害だから愛の手帳か、2級を貰えるのかな?

F80-F89 心理的発達の障害        このカテゴリーが医学的に言う発達障害
  F80 会話及び言語の特異的発達障害
  F81 学習能力の特異的発達障害
     F81.0 特異的読字障害
     F81.1 特異的書字障害
     F81.2 算数能力の特異的障害
  F82 運動機能の特異的発達障害
  F83 混合性特異的発達障害
  F84 広汎性発達障害
     F84.5 アスペルガー<Asperger>症候群
  F88 その他の心理的発達障害
  F89 詳細不明の心理的発達障害

F90-F98 小児<児童>期及び青年期に通常発症する行動及び情緒の障害  これはADHDの事


DMC5で言うと、全部発達障害というカテゴリーに入るが、医学的には F80-F89が発達障害






ちなみに私たち夫婦は、必死に手続きを何度もトライして貰えたのは精神障害者手帳3級
それでもアイデンティティーの証明だから涙が出る程有り難い






では、彼らがいとも簡単に持っている精神障害者手帳2級は、「発達障害」のどのカテゴリーだ?

実は知的障害で貰って、体面上悪いから「発達障害」と言ってしまいました、と言うのだろうか。

このリストを見て、彼らがどの診断を受けて2級の手帳を貰えるのか誰か分かりますか?






私にはさっぱり分からない。
先日拳銃強奪事件を起こした青年も精神障害者手帳2級を持っていたそうだ。

手帳を持っていたと言う事は、病院に行っていたのに、なぜ薬を止めてしまったんだ?

薬さえ飲んでいれば、こんな事件を起こさなかったのに。






私は精神障害者手帳を批判しているのでは無い。
それどころか、私たちのアイデンティティーを表すモノだし、自己の保全に最も役立つモノ。





その素晴らしい精神障害者手帳2級をせっかく受領出来たのに、手帳を持っている相手に対して、
「あなたは本当は発達障害です」とか、
「本当は発達障害だから薬は飲まないで治るんです」とか、
「薬を飲み続けると薬漬けになって廃人になっちゃいますよ」とか煽る人間を許せない。






彼らの目的は何か。






社会不安を作るために敢えて煽る愉快犯」としか思えない。嫌な奴らだ



【自閉症テレビ19】消せない怒り自閉症


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幸せな毎日 [はじめに(重要必ず読んでね)]

ウタ・フリスが編集著作した素晴らしい論文集があります。

「自閉症とアスペルガー症候群」東京書籍
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正確に内容を伝えるために翻訳冨田真紀さんは翻訳に五年の歳月を掛けたそうです。


言葉で教えてくれない子供の事を何とか知りたい。
奇妙な子供の行動の底にあるモノは一体何だろう。
この困った子とどうやって付き合っていけばいいんだろう。



彼らが、自閉症の仲間であるなら、この書物の中に何かヒントが隠されています。



その書物を書いたウタ・フリスは、日本の読者の手紙に感銘を受け、
日本版にはさらに、その手紙が追加されました。
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ここで一部抜粋しますが、その詳しい内容は書籍を購入して読んで下さい。



・・抜粋・・
夫、姉二人、父はさらに母のことを、次のように語ってくれました。
母はバカじゃ無い、健康で体力もある。体は小柄でやせているが顔のつやもいい。
けれど表情は乏しく、大声で笑わない。二反弱の畑の草刈りをし、いろいろな野菜を作り、食べている。

いつどうすればそれらが成長し、作物になるのか感心するぐらい知っている。
学歴も女学校を卒業している。新聞もよく読むが、一本調子で表情が変わらない。
住まいは昔ながらの農家の家づくり、戸を変えたりしていない。
茶ダンス、、和ダンスなどの家具も四十年以上前のもの。
位置を変えると元通りにすぐ直す。・・中略・・

毎日の生活は、朝日が昇ると起き、朝食、畑仕事、家事、山にたぎきを拾いに行ったり、
散歩に出たり、昼食後、残りの仕事があればやり、新聞を読んだり和裁をしたり、
毎日昼寝をし、その後フロを沸かす。
ゆっくり入ったあと夕食、寝るといったパターンをくり返す。
自分の体は自分で守り、気をつけ、疲れれば休む。

暑い、寒い日は特に気をつけ、外に出ない。そうしないと落ち着かないらしい。
今は便利でもっと生活を楽しむことができるのに、毎日そうやって暮らしている
・・抜粋・・



私がこの文章を取り上げたのは、このお婆さん(アスペルガー症候群)が、
戦前の軍国主義時代、舅との確執を経ながらも、毎日を幸せそうに暮らしている姿は、
私たち自閉症およびその仲間、自閉症スペクトル、アスペルガー症候群の理想
考えるからです。



一方、早期療育に目覚め、実は何の根拠も無かった療育一生懸命施したが故に、
自ら命を絶とうとしたり、学園生活を送れなくなった自閉症の子供も居ます。



私は、一度は壊れ抗うつ剤が手放せなくなり、さらにスラップ訴訟で生活も破壊されました。
それでも、療育が無かった時代に育ったお陰かこの程度で済みました。


幸運にも今は家賃の要らない住居を確保し、無職で幸せな毎日を過ごしています。
自立支援で薬代の補助を受け、あと数年で年金が出るので生活は出来そうです。



子供達に必要なのは、遅れている発達を早める事では無く、やがて大人になり、
その後、彼らが毎日を幸せに過ごせる事が出来る様になる事です。


ラコーヌの森で拾われたビクトールも、何の知識も、経験も無いゲラン夫人の愛情で 後半生は平穏に暮らせたのです。
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目先のネット情報や、万能な療育情報等には惑わされず、
成功例にも安易に飛びつかず、しかし愛情と時には厳しさをもって子供と接して下さい。


つづく

【自閉症テレビ1】自閉症天国!


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ひとりぼっちのエリー [エリー自閉症児の40年]

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「ひとりぼっちのエリー」    河出書房新社
 -ある自閉症児の記録-
     クララ・パーク

THE SIEGE-- The First Eight Years of an Autistic Child
by Clara Claiborne Park






この本は、ローナ・ウイングが「おとなし過ぎる子供の親」へ
勧めている本です。





この表紙の本は初版本で、今では装丁が変わり新しくなっています。
しかし、裏書きには
「自閉症」という言葉は、はやりすぎた。 と書かれているように、


いつの時代も、マスコミに新たな知識としての単語が紹介されると、


実際に自閉症の子供にふれ合った事さえ無い人間が、
知ったかぶりの話をひけらかすのでしょう。





今の、「発達障害」に関わる状況と同じ事が昔も行われて
いた事を感じさせる一文です。





妻が自閉症に興味を持ち始めた頃、日本自閉症協会を初め
ありとあらゆる所を探しましたが、手にする事が出来なかった
書籍です。






時が過ぎ、2010年を過ぎた頃、アマゾンで古本を取り扱う用になり、
偶然手に入れる事が出来ました。
そんな想い出の本です。




【自閉症テレビ25】自閉症サンプル


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