「発達障害で感覚過敏です」ってだったら、東京都の臭気判定員とか楽勝だろうね。






妻の目は視力検査では良くても、本当の所どこまで見えて分かっているのかは分からない。
驚く程人の顔を覚えられないので、目からの視覚情報も極端に少なそうだと言う事は前に書いた






そして明暗差への極端な反応、さらに光刺激てんかんの話も書いた。






こうやって、事実を書き集め、その関連らしきモノを見つける頃に、大体ジャマが入る。
このブログには入らなきゃイイけど。






さて、目からの情報量が少ないと思われる妻だが面白い能力もある。それが、色の分解






色の成分が何か苦も無く分かり、同じ色を再現できる。その例がこれ。



これは糸井重里が日本に持ち込んだ本の米国版。面白いのが、ミニチュアのセットをスタジオで撮影
した写真集なんだ。絵本じゃ無いよ。それを私のリクエストで書いて貰ったのがこちら。



凄いでしょ。本人は全然凄いと思っていなくて、簡単に出来ると思ってる。






同じ様なカナー型の自閉症もいる。



自閉症児エリーだ。







両方に共通するのが、オリジナルの「想像力を掻き立てる」作品では無く、写真を元に書く事だ。
エリーは陰影をすべて色に置き換えて書き上げる。






面白いと思わない?






不思議とネット住民は全く不思議がらないんだよね。私には不思議だ。






私もデッサン、つまりアウトラインの書き写しは得意だったが、色を塗る事が出来なかった
つまり満足に絵の具を使えなかったと言う事だ。






妻が色を見つける様子を見ると本当にマジックを見ている様だ。
「その青は黄色が少し入った青だよ」
「それは白が混じった色だから少し濁ってるよね」
「こっちの青は少し赤がはいってるんだ」






わたしからすれば超能力も、サインバルタを飲んでから、幸せな毎日と引き替えに、色の分解は前ほど
出来なくなったそうだ。



【自閉症テレビ17】アスペルガー薬と療育