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それでもグレーはある!? [発達障害のウソ]

2022年4月26日更新

世界中でふたり(他にもいるかも知れませんが)、日本の杉山登志朗医師と辻井教授だけが、
自閉症グレーゾーンが存在すると主張しています。
フリス、ウイング、バロンコーエンの判定基準を準拠していると言いながらです。



マスコミ(NHK)やネットではしきりと主張していて、同じ主張はしょっちゅうネットで見掛けます。
しかし、残念ながらその根拠となる論文、データ等一切見つけられ無いのですが、
ヘタに「その根拠は」などと問おうモノなら、名誉毀損で訴えられるので誰も問いかけません。



数少ない情報の中から、その根拠らしきモノを見出すなら、この文章が見つかります。
LORNA1.jpg
ウイングの本の250ページ。
ただこの文章は英国流の言い回しがあり、分かりにくい日本語なのでくせ者です。
Scan0007-2.jpg

下記引用----------
     p250 正常との境

     自閉性障害として特徴づけられる特性の多くは、
     生活のあらゆる面で間題なく過ごしている人にも
     わずかながらみられることがあります。

     ほとんどの人はそのパーソナリティのなかに、
     自閉的行動となんらかの共通性をもつ側面が、一つないしそれ以上
     見られるものです。

     アスペルガーが指摘しているように、ある程度の自閉性は、
     芸術や科学の領域においては有利となります。
上記引用----------


1.自閉性が見られる人でも、問題無く生活している人がいる。
  かつての私がそうでしたが、残念ながら経済的成功に至らず、満足出来る生活環境を
  整えるまでには行きませんでした。
  しかし、私たちの仲間には、経済的成功者が存在し、生涯を全うできる人もいます。






下記引用----------
     自閉性障害をもつ能力の高い人と、
     正常だがちょと変わった人との間には、 明確な境界線は存在しません
     診断の問題の論議のなかで、
     どこに線を引くべきかということがしばしば討議されます。
     診断を下すことによって、だれかを傷つけたり、
     以前になかった問題を引き起こす危険性はないのでしょうか。
     この問いは、実践上のジレンマではなく理論上のジレンマです。
上記引用----------


2.現在自閉性障害の明確な境界線を設けていない。それは理論上のジレンマがあるからだ。
  理論上のジレンマとはどの様な事でしょう。

  自閉症か否かは既に「心の理論」等で定義されている。
  しかし、問題無く生活している人まで含め強制的に判定する事に繋がらないか。
  判定した事で、かつてのユダヤの様に排除の対象になったり、
  判定された事で、例えば社会制度上で逆差別の対象にならないか。
  これらの可能性を考えると、理論上のジレンマが生じる。  と言う事です。






下記引用----------
     臨床においては
     自閉性障害の診断をする最も重要な理由は、
     個々の問題が幼年期から成人期までの発達上の難問を引き起こすからですし、
     また親たちや自閉性障害をもつ人自身がしばしば助けを必要としているからです。

     そうした場合、診断を下すためには、
     その診断によってどのような助言が得られるかを検討するのが適切です。

     よく対処している人は、たとえ自閉的特徴をたくさんもっていたとしても、
     診断を受けに行くよう紹介されたり、自分からすすんで診断を受けたりはしません。

     彼らにそうすべきだと助言することは、不当な干渉です。

     自分が自閉性障害をもつことに気づいており、
     そして相互に連絡を取りあっている非常に能力の高い人のグループは、
     いろいろな刊行物のなかで、自分たちの考え方やその世界の経験のしかたは、
     自分たちにとって正当なものであること、そしてたとえ治療が可能だとしても、
     自分たちはそれを望んでいないことを強く主張しています。

     しかし自閉性障害だと気づいている人がすべて、
     必ずしもこのように感じているわけではなく、
     たとえ表面的にうまく対処していても助けを求めています。
     ひとりひとりの感じ方や願望は、尊重すべきです。
上記引用----------


3.ひとりひとりの感じ方や願望は、尊重すべきである。







「正常との境」 ウイングの言わんとする結論はこうです。

1.自閉性が見られる人でも、問題無く生活している人がいる。

2.現在自閉性障害の明確な境界線を設けていない。
  それは理論上のジレンマがあるからだ。

3.ひとりひとりの感じ方や願望は、尊重すべきである。






走り読みをすれば何となく変な人と自閉症の間がずっと続いている様に感じるかも知れませんが、
よく読み込むと、自閉症のグレーゾーンが存在するなどとは一切書いていない事が
分かると思います。



ではもう一度先ほどの部分をよく読んで見て下さい。
クリックすれば大きくなります。
Scan0007.jpg

理解しにくい方はハッペの論文も参照の事
Scan0054.jpgIMGP6237.JPG



【自閉症テレビ11】ホントの診断法アスペルガー


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自閉症グレーゾーン? [発達障害のウソ]

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2022年4月26日更新
精神科医がすべて児童精神科医でも無く、自閉症の専門家ではありません
そもそも、カナー型の子供でさえつい最近まで判定が難しかったし、
一般の精神科医が自閉症児の判定をおこなってきた訳では無いので、突然診察室に来て
「知能が高い自閉症だと思います。診断して下さい」言われても
診察希望者が現れてから、該当資料を研究するのが関の山です。



ですから、精神科病院の中には待合室に、あの「自称自閉症」ニセモノの自閉症のニキリンコ
書いた書籍を置いている病院もあるくらいです。



その程度の認識の病院で診断を受けようとしても、転院を進められるか、おおよその判断しか
下せません。
この場合、診断以前の状態、つまり「未診断状態」或いは「グレーゾーン」となります。



精神科を受診して「グレーゾーン」状態だったとしても、
自らがグレーゾーンと宣言する為精神科医を利用するなら別ですが、
現実にはそれ以外の目的がある筈です。



つまり、「うつ」であったり「PTSD」に悩んでいたり「強迫性障害」の様であったり、
何かしらの問題を抱えて精神科を受診したのでしょう。
受診した精神科医が、自閉症理論をマスターして居なくても、精神科医としては十分患者の様子を
診る事は出来ますし、一般的な精神疾患に対しては非常に有能であるかも知れません。



精神科で、診察を受け、精神状態が改善し健康的な毎日が取り戻せたなら、
自閉症グレーゾーンであるか否かは全く問題になりません。



では何故「発達障害グレーゾーン」(自閉症グレーゾーンを臭わす当事者)が
ネット上に大量発生するのでしょう。



それは、嘗て「ニセ自閉症当事者ニキリンコ」を仕立て上げ、組織を挙げて応援し、
未だに政府障害者施策委員辻井氏を送り込んでいる創価学会が、
選挙に備え、新たな組織、新たな人員確保に励んでいるからとしか思えないのです。



穿ちすぎる考えでしょうか。
現実にスラップ訴訟に巻き込まれた身としてはそう考えてしまいます。



【自閉症テレビ11】ホントの診断法アスペルガー


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ガラスを引っ掻く音 [聞く]

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「発達障害で感覚過敏です」背中のタグ気になった事あるでしょ?誰でも1度はあるよね。
希に発達障害の人も背中のタグのネタを書いている。感覚過敏だからね。






それで感覚過敏って言うけど何が過敏なんだっけ。音に過敏イヤーパッドをするんだっけ。






でもね、1度でもイヤーパッドをしてみれば分かるけど、なんかLPレコード片面我慢するのが精一杯
先ず、耳全体を覆うだろ?耳の後ろ側をパッドの皮がすれるし、ほほもパッドの皮が密着してすれる。
耳は汗ばみ、耳全体が湿気の中ずっと居るんだ。とても我慢出来ない
感覚過敏の人は耳周りの感覚は超鈍感なんだね。






発達障害と言うけど、ほとんどの人が勘違いしている。勘違いのまま発達障害をやっている人が
居るから不思議だけどね。






発達障害、つまり発達の障害というのは、標準的な成長に対して成長の速度が極端に遅い
と言う事で、成長しないと言う事では無いんだ。






例えば、誰でも経験がある事。小学一年生になり、学校で黒板に字を書く時、キーとかキュキュッとか
言う音、窓ガラスを爪で引っ掻く音は、なんだか耳の奥がむず痒くなって、みんなで騒いだろ?






あのむず痒い音も、いつしかそれ程気にならなくなる






それは、小さな子供の頃は、聴覚神経と痒くなる神経が隣り合っていて
関係し合うけど、それが成長し身体が大きくなると、神経間の距離も開き
相互に関係し合いにくくなる






これが「成長」と言う事なんだ。






発達の障害の子供達も同様だ。成長が遅いだけで成長しているんだ。






ところが、「発達障害の感覚過敏」の人達は成長せずに、子供の感覚過敏そのまま
コピーした様に大人に当てはめられている。






私に言わせれば、それは「演じている」と言う事になる。






当然、真剣に感覚過敏に悩む人も居るが、それは別の病気を疑った方が良い。






発達の障害でも成長はするんだ。






但し、生まれつきの四肢欠損の子が成長しても手足が生えてこない様に自閉症の
マインドブラインドネスも成長してもマインドブラインドネスは変わらない。






残念だけど自閉症の部分は、齢をとっても自閉症のままなんだ。






それは、私を見れば明らかだ。






明らか・・かな?



【自閉症テレビ27】感覚過敏?のアスペルガー2


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ピカチュウ [見る]

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「発達障害で感覚過敏です」って大変だね。
私たち夫婦は診断済みだが、感覚過敏(Hypersensitivity)は無い。
感覚の敏感性(sensory sensitivity)はあるみたいだけどね。






もうずいぶん前になるんだけど、テレビ東京でピカチュウが大ブームの頃テレビ放送を見ていたら
子供がてんかんを起こしたと言う事件があったんだ。






それは、アニメの光の点滅があまりに激しくて、その光刺激でてんかんを引き起こした。






以来、アニメの明暗の激しい差について規制が掛かったんだ。






実は、その当日、その番組を私たち夫婦も見ていたんだ。午後6時位でどこも見る番組が無い。
それでピカチュウを見てたんだな。まあ、それ位良く出来た番組だったんだ。






見た後、妻が「何だかイライラする」ってうろついているんだよ。
何とか夜になって、落ち着いて寝たんだけど、その後、報道を見てすぐ思い出した






あっ!この番組見た!あの日もの凄くイライラしてなんでこんなに
イライラするのか不思議だったんだ!あのテレビのせいだったんだ!」




妻はもう大人で40過ぎだったからその程度で済んだけど、子供の頃だったら光刺激てんかん
を発症していたかもしれない。






光刺激てんかんは、番組上の明暗反応で起きた。そう言えば、妻は冬の日差しが差すと
「まぶしい、まぶしい」をくり返す。






以前書いたが、これは部屋の中の明暗差に反応しているのでは無いかという、私の仮説だったが、
ピカチュウの話を考えると冬の日差しの明暗差が子供達の光刺激てんかんに通じる刺激
を与えていたのか。それならあれ程反応するのも理解出来る。






「感覚過敏ごっこ」はさて置いて、現実の感覚の敏感性(sensory sensitivity)
調べていけば、やがて原因も発見出来る






いつかその日が、そんな話が自由に出来る日が来て欲しい



【自閉症テレビ17】アスペルガー薬と療育


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音質 [聞く]

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「発達障害で感覚過敏です」って言ってもニキリンコみたいに、他人が居る時だけ
「ギャー」っと叫んで耳をふさいでしゃがみ込んで普段は義理の両親とイイ嫁旅行
出かけられる人は便利だね。






残念ながら、私は生まれつきの自閉症、アスペルガー症候群だから他人が居ようがいまいが、
ヒトに見てられようがいまいが関係無い。生まれつきだからしょうが無い






テレビ放送の音作りのヒドさは書いたが、音質という問題もある。






むかしオーディオブームと言うのがあって、アンプだのスピーカーだの色んな種類が次々と新発売。
そして売れまくった。






オーディオと言うとスピーカーを買い換えると言うのが、音色が変わるので一番分かり易く素人受けも
したが、本質は歪みとの戦いだった。






不思議な事に、楽器をやっている人間でも、オーディオの音に鈍感な人間と非常に敏感な人間がいた。
ザックリ言うと、ミッキーマウスみたいに耳が立っている人は敏感だね。






WindowsXPの時代、パソコンのちゃちなスピーカーから出る音の素性が、非常に良くなり驚いた
歪みが少なくなっている事が一目瞭然。






ただ、当時パソコン本体から音を取り出すインターフェース、つまり内蔵アンプだったりイヤホン
ジャックから音を取り出すだったりの方法が確立されておらず、歪みの無い音源から、
歪み無く取り出すのは高価で面倒クサかった。






Windows7になる頃には、ようやくその手法が確立してきて、安価に取り出せる様になったが、
今度はWindows自体の音源処理がプアになり、音質が非常に悪くなった。






一部のマニアから文句が出たせいか、その後改善され、今は非常に良い音源が、Windows上で処理され
そのデジタル出力を安い中華アンプで再生すれば、1979年、今から40年前に50万円位掛けて揃えた
オーディオセットと同程度の音が3万円のセットで再現できる様になった。






ところがだ。先日Win10の最新バージョンに合わせ、アマゾンミュージックの再生プログラムを
インストールして再生してみたら、先祖返りしてWin7当時の悪い音で聞けない






Calm Radioと言うインターネットラジオは相変わらず高品質の音質で変わらないから、これは明らかに
アマゾンミュージックソフトの問題である事が分かる。






きっと「発達障害で感覚過敏」の連中も怒っているだろう。






本当か?



【自閉症テレビ17】アスペルガー薬と療育


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発達障害グレーゾーン のうそ [発達障害のウソ]

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「生きづらい私は発達障害グレーゾーンでした」



この中のうそを見抜ける人もやはりマスタークラス。

ではドコに嘘が潜んでいるのでしょう。

先ず「発達障害グレーゾーン」とはどの様な障害、どの様な状態でしょうか。
発達障害の該当者が一番多くなるDSM5の分類で考えてみましょう。



1.チック症、トゥレット症
  チックは、症状が出る、或いは出たか、出ないか。で判断する事は分かるでしょう。
  チックが出る様な出ない様なグレーゾーンである。と言うのは考えにくい事です。



2.吃音(コミュニケーション障害)
  吃音も、あるか無いかの判断ですから、グレーゾーンはありません。
  ここでコミュニケーション障害と出て来ますが、吃音の様にコミュニケーションツールとしての
  言語に於いて障害がある事を示す障害ですから、ほとんどの人が
  「コミュニケーション能力に問題がある」事と、医学上の
  「コミュニケーション障害」の意味を間違って使っている事も良く分かります。



3.限局性学習症/限局性学習障害(LD)
  これも、知能に比べ病的に字が読めない。字が書けない。足し算引き算が出来ない。と
  病的に出来ない事を表しますから、グレーゾーンとは言わないでしょう。



4.注意欠如・多動症/注意欠如・多動性障害
  これは、幼児の場合には皆活動的ですが、成長に伴い徐々に活動は収まってきます。
  小学4年生、第一次反抗期の頃この障害が目立ってきます。
  どのクラスにも、「落ち着きの無い子。騒々しい子」が2~3人は居たでしょう。
  そうです。彼らこそがそのADHDです。ハイパーとも言います。

  成績表には毎回「落ち着きなありません」と書かれ、中学高校とそのまま成長し、
  必ず何かしらの武勇伝を残しているでしょう。

  このくらい分かり易いので、これもグレーゾーンとはなりにくい。



5.自閉症、自閉症スペクトル
  では、このブログで扱う自閉症はどうでしょう。詳細は後日書きますが、一番分かり易い
  判定法は、18ヶ月の幼児は、他の動物と同じでカガミで自分の姿を見ても自分だと分かりません。
  ところが、22ヶ月を過ぎた子供は、カガミに写る姿を自分だと認知出来るのです。
  この時期に、「マインド」「自我」を獲得すると考えられ、医学判定に使われます。

  この18ヶ月以前の「マインド」を持てない人間の事を自閉症と言います。
  だから、「マインド」の点では私たち夫婦も知能が高くても動物と同じレベルにあるのです。

  さらに、自閉症は「生きづらさ」と言う概念を理解出来ませんから、生きづらいという人達は
  自閉症やそのグレーゾーンでは無い事が分かります。



6.知的能力障害群
  残るは、知能障害の人達です。この人達の何がグレーゾーンになるかと言うと、愛の手帳を
  貰えるか貰えないかの判定が「グレーゾーン」と言われる状態になります。
  その基準は、複合的なモノで簡単に判別できませんが、知能指数が75以下であるようです。

  確かに、知能指数78で愛の手帳が貰えない人は居るでしょう。
  さらに、一般企業に入社するのも難しそうです。アルバイトにしても、嫌な思いをするかも
  しれません。確かに考える迄も無く「生きづらい」のでしょう。




私は、「発達障害グレーゾーンで生きづらい」の嘘を検証しましたが、こうやって具体的に見ると
その表現の仕方は、ほとんどが嘘、間違った使い方、敢えて誤解を呼ぼうとする書き方ですが、
現在病院へ行き、検査を受け経過観察の途中で「強いて言えばグレーゾーン」の人を除けば、
「発達障害グレーゾーンで生きづらい」人が間違い無く存在する事が分かりました。  




「発達障害グレーゾーン」とは愛の手帳を貰えるかどうかの
瀬戸際に居る知能障害の人達の事だったのです。



【自閉症テレビ23】支援級全員ASD


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