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指さし [見る]

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「正常な人」のこどもは、こんな小さなこどもでも指さしをして、何かを伝えようとします。






この事は「考える」という脳内のプロセス抜きで、無意識に「出来る」作業であることを証明しています。

つまり、「頭を使い考える」というエネルギーを使わずコストが掛からない楽な作業とも言えます。






一方、自閉症児が指さしをしない事も知られる様になりました。
指さしをしないと言う事は「指さしが出来ない」と言う事なのです。






しかし、私は指さしします。どう言う事でしょうか。
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私が指差しを強烈に意識したのは、丁度この頃4才と5ヶ月の頃。






北海道の小樽から横浜に転居した頃、周りは珍しいモノばかり。二人の姉があちこち指差しながら、
あれナニ?あれ面白い!と指さしして話し合うのに反応したのだと思います。






◎「どこどこどこ」
「トールくんどうせ分からないから」
◎「でもどこどこ」






何度も何度も聞く相手を変えて、指差す方向を確かめました。






その時、その「指さしの仕方」を理論的にマスターしたのです。それは、両目の延長線上にモノがある。
両目だからモノと目と三角形で結ばれている。



さらに、指の向きとその三角形の交点にモノがある。
指差した時には、相手が見当を付けたモノより上にある時は、腕を少し上に修正する。
右にある時は腕を少し右に修正する。



あとは、相手とのやり取りで、腕と指先を微妙に動かせば相手の目線を、知らせたいモノに誘導できる。






こうやって、無意識に三角法の原理を会得して指差しを憶えました。
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指さしを理解するに至った期間は、1ヶ月位だった様な気もしますし、1年だったのかもしれません。
それは分かりませんが、指さしは出来る様になっていました。


つづく

【自閉症テレビ11】ホントの診断法アスペルガー


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