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口の中が敏感? [飲み食い]

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「発達障害で感覚過敏で生きづらい」人の感覚過敏は、不思議な事に、
統合失調症の人が訴える感覚過敏と一致している事は前に書きました。






そして私に感覚過敏は無い。と言い切りました。しかし実は恥ずかしながら感覚の敏感性
思える事柄が幾つか私にも思い当たるのです。






一番生活上支障があり、悩みの種が口の中の事です。






私自身自覚したのが、小学2年の頃の健康診断。或いは小学1年生だったかもしれません。






体育館に集められ、順番に体重、身長と測定し、最後に口をお医者さんに見せます。看護婦さんが
「はーい。おおきく口をあけてね」と声を掛けると、お医者さんが、金属製のアイスの棒の大きいヘラ
(舌圧子)で舌を押さえノドの様子を見るのです。






ノドの赤味か、扁桃腺を見る検査なんですが、殆どの子供は舌が盛り上がって奥が見えません。
ですからその舌を金属のヘラ(舌圧子)でそっと押さえ奥を見ます。






皆問題なく順番が進みますが、私のところで突然止まります。何故か。私にはホンの少し、
触るか触らないかでも、とても耐えられません。舌圧子が僅かに触られる、或いは舌圧子の温度を
感じただけでも吐きそうになり、先生も何度も仕切り直して挑戦します。そのうち、口すら開けられ
なくなってきて、最後はくちびるを5ミリぐらい開けるのがやっとになってしまいました。






もうその頃には、上級生の診察が始まり周りには同級生は居ません。また子供の渋滞が起き始めたので、
ついに先生も諦め無罪放免になりました。






そうなんです。私は口になにかを入れると、すぐに吐きそうになるんです。歯ブラシを口に入れるのも
吐きそうになりますから、歯みがきも大嫌いでした。毎日我慢して歯みがきはしますけど。






自分でも健康診断の時に、自分だけが出来ず、後ろに子供の大渋滞が出来たのは分かります。
家へ帰ってから、カガミを見て口を開ける練習を何度も何度もしました。






練習の時、誰かからノドの奥が見えれば舌圧子で舌を押さえられないと教えてもらいました。
じゃあどうやったらノドの奥が見えるんだろう。今度はノドの奥が見えるようにする練習です。






なぜノドの奥が見えないかと言うと、舌が盛り上がっているから奥が見えないのです。

じゃあどうやったら舌が盛り上がらない様に出来るんだろう。鏡を見ながら何度も何度も舌を動かします。
私は自閉症ですから、どの位練習していたのか分かりません。兎に角出来るまでやっていました。
ではどうしたか。口を大きく開け、舌を平たくしたまま前に突き出す様にすると、舌が下がり
ノドの奥がよく見える事を遂に突き止めました。あくまで舌を平たくしたまま突き出す事が肝心です。






翌年、また健康診断の時期が来ました。準備は万端。新しいパンツも絶対はいていかないと笑われます。

当日、自分の順番が来た時看護婦さんに声を掛けられる前に、自分のタイミングで口を開きました。
「はい。OK」お医者さんは舌圧子を手に持っていたものの、覗き込むだけでOKを出してくれました。






「ヤッター、ヤッター」






舌の奥を何かで触られた日は、口も開くのが難しくなるし胃は強烈に縮まって、ずーっと吐きっぽく
なるし、イイ事がひとつもありません。もう健康診断はOKです。






でも口の中に関するエピソードは   まだまだつづきます。
【自閉症テレビ26】感覚過敏?アスペルガー


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感覚過敏のウソ [発達障害のウソ]

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「私は発達障害で感覚過敏です」



この中のドコにウソが隠されているか分かりますか?分かる人はマスタークラス。






1.発達障害と一言で言うが一体どの様な障害か。
  チック症なのか。
  DSM5で言う知能障害なのか。
  ADHDなのか。
  吃音なのか。
  ホンモノのLDなのか。
  それとも自閉症、自閉症スペクトルなのか。

  大体こう書いている人はその障害の詳細は知らずに書いていて、突っ込まれると
  「私はADHDの合併です」と言うのですが、なかなか自分から自閉症とは怖くて言えない様です。






2.自閉症スペクトルなら。
  自閉症、自閉症スペクトル、或いはアスペルガー症候群と診断されたなら、
  皆さんご存知の、「ココロの理論」の引っ掛けテストにまんまと引っ掛かり、
  「ココロが無い」「マインドが分からない」「マインドブラインドネスである」と
  判定されている訳ですから、


  「私は感覚過敏です」と言う主張をするには、
  自分自身の「マインド」感じ方を知り
  他の人の感じ方、状態を「想像」し、
  自分自身のマインドの量と他人が感じるであろう比較検討した結果、

  「私は感覚過敏です」 と初めて主張出来るのです。



  「マインドブラインドネス」で自分の「マインド」が分からない自閉症なら、
  上記の論理構成が矛盾だらけである事が分かります。






3.自閉症スペクトルなら。
  アスペルガーの子供は(私たち夫婦も含め)感想文が書けない。と言う特徴があります。
  これは、上記の「マインドブラインドネス」という特徴でもありますが、もう一つ。

  概念化が出来ない。と言う特徴があるからです。

  「感覚過敏」は概念です。

  「自閉症の子供が日差しを嫌って自分でカーテンを引く」これは事実文です。
  「彼は感覚過敏があるのでしょう」これはその行動を概念化した文章です。

  この辺の表現を明確に表したい所ですが、残念ながら私自身が概念を理解していないので
  未だに上手く表現出来ません。






  ここでアスペルガー症候群の成人の日常生活から「感覚過敏」に関する事を示すエピソードを
  書くとすれば、

  「なんか背中のタグが気になっちゃって、ハサミで切ったら余計切り口がえりに刺さって、
   気に入ってたけどあのシャツ捨てちゃった」とか、

  「なんだかズーッとあそこのドラッグストア嫌な感じだったんだけど、音量が大きいからかなぁ」
   とか、

  「あそこのソバ屋行くの止めよう。だってカビ臭いんだもん」とか言う事で、

  「私は感覚過敏なのでイヤーパットをして防止しています」なーんて言う人は別の疾患
  疑った方が良いのです。






  大体感覚過敏だったら、イヤーパッドをしていたり耳栓を耳に入れ続ける事の方が大変です。






  不思議な事に正常な人は、それらしいウソの方が気持ちが良いらしいのです。



【自閉症テレビ14】感覚過敏ADHD想像力


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