誰かが見ている世界 [見る]
◎「自閉症、アスペルガー症候群は立体視していない」
「統合失調症も発症すると立体視が出来なくなる」
「正常な人が見る世界」を知る統合失調症と「正常」を知らない自閉症との差は
非常に大きな差があるのです。
「自閉症者」のアドバイスによって創られた、「自閉症が見ている世界のバーチャル映像」
しかし、不思議な事にその映像は、草間彌生さんが幼い頃から見ていた世界を再現。
草間彌生さんは統合失調症の芸術家です。
1.自閉症は想像力の欠如がある。つまり判定テストで想像力の欠陥が認められたから
自閉症の診断が下るのである。
2.自閉症は「他者のこころの理解」に問題がある。
3.バーチャル映像のアドバイスをした「自閉症者」はどうやって正常な人間の見え方を想像したのか。
私は医療機械メーカーで医学部研究室の装置開発に携わりました。
研究室での装置の使い道は二通り。
1.論文構築の為の情報集めの為に作る専用装置
2.論文結果を基に一般診療に使う為の装置開発
自閉症のバーチャルリアリティ映像の開発に、高度の医療機関は関係していないのでは無いでしょうか。
さらに、その「見え方」について検証された論文はあるのか無いのか。あまりメジャーでは無い
でしょう。
誰かの思いつきで、商品化が簡単と言う事で始めたプロジェクトだとすれば納得出来ます。
ただ、医学的根拠の無い商品の販売は難しいモノです。
色々考えると、アドバイスをした「自閉症者」は、実は「統合失調症だった」と考えるのが自然でしょう。
むしろ「統合失調症の当事者」がアドバイザーで「統合失調症患者が見る世界」を再現したと言う方が
妥当な所ではないでしょうか。
しかし、創価学会系の自閉症サイトでは盛んにリンクを貼って販売使用推進に熱心です。
出来ればお仲間だけで使って頂く様に願うしか私には出来ません。
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【自閉症テレビ31】できない私
ゴッホが見た世界 [見る]
統合失調症の人が見る世界の詳細な情報を知る機会はほとんどありませんが、草間彌生と並ぶ統合失調症の
画家の作品は見る事が出来ます。
ゴッホの作品。初期の作品は特別な部分はありません。何故か人物の顔に非常に惹かれていた様です。
タッチが変わるのが、自画像を描き始めてから。作風を変える為の習作と言うより、見え方が変化する
自分の顔、その瞬間を何とか再現しようと苦闘しているように感じます。
それから、どんどん筆致が激しくなり、死後有名になる作品を次々書き始めました。
ついに幻聴に耐えかね自分の耳を切り落とすと、病状が一旦収まったのでしょうか。耳を治療中の自画像は
とたんに静かな筆致となります。
しかし、その病状は一進一退の様で、その画風は時期により激しくなり、また収まりをくり返した後
亡くなりました。
画家は技術技法で表現をすると言います。一方草間彌生さんは見えたとおりに作ると言います。
ゴッホもまた自分が見えた世界を何とか伝えたくて書き続けたのではないでしょうか。
ゴッホは短命に終わりましたが、草間彌生さんは病院に住みケアを受け続け現在もご健在です。
自閉症が統合失調症と親戚筋である事は何度も述べてきました。自閉症と統合失調症の区別が出来ない
精神科医がいる事も事実です。自閉症は生まれつきの障害でどうしようもありません。
しかし統合失調症は正常な人が罹患する病気です。キチンと診断投薬を受ければ、社会復帰出来ます。
そして何の投薬も受けなければ、ゴッホの様に短命に終わる事もあるのです。
治る病気統合失調症と、治らない障害自閉症・アスペルガー症候群を見極める為にも正確な診断が
必要なのです。
先ずキチンと病院へ行って診察して貰って下さい。
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【自閉症テレビ32】役割演技知ってる?
片岡聡さんとは [見る]
片岡聡さんを見たのは国立精神・神経医療研究センターの
かかりつけ医対応力向上研修テキスト2018.3.1の当事者資料だ。
それこそ誰でも学会では無く、まともな学会だね。
その中で感覚過敏について多く語られている。私は感覚過敏という言い方は、
非常に誤用誤解を招き易いので感覚の敏感性として貰いたいところだが、
流し読みしただけでも、まさしく「ホンモノの当事者」
「ホンモノのエピソード」なので本当に驚愕した。
さらに、キチンと診断を受けて、自分自身も納得してから当事者活動を行うと言う所が、
まさしく自閉症のメンタリティだな。先例の当事者達とは大きく違う。
こんなエピソードに巡り会うのは、ブログを強制削除されて以来なんと10年振りだ。
なぜ、世の中に自閉症スペクトルの人間が存在しているのに、ホンモノのエピソードが出て来ないか。
それは、障害を一つの流行りとして捉えるグループが、自分たちの考える
企画に沿わない意見を排除する事が一つ。
そして、何より自閉症者の特質。
つまりマインドブラインドネスなので、自身の内部に起きる事が自分だけの事なのか、誰にでもある事なのか。
人に分かる様に説明出来るだけの、観察能力、言語化の能力、知性、
「常識・他の人と同じ」からの逸脱が出来るかどうかに掛かっているのだ。
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【自閉症テレビ14】感覚過敏?アスペルガー
片岡聡さん [見る]
2022年7月10日更新
2005年には私のブログは荒れに荒れ、その代わりアクセスも増えた。
2006年には非常にお金の掛かった精密なニセメール(なりすまし)も届いた。
さらに、ネットマガジンでは杉山登志朗先生にニセアスペと診断された。
そんな中でも、ブログにはホンモノのエピソードを持つ人が数人だが集まってきた。
荒れた分アクセスランキングで一位になったところ、突然予告なくブログの強制表示停止、
何度かのクレームで解除されながらも遂に消し去られた。
私の文章が消えるのは大した事は無いが、貴重なエピソードと僅かなネットワークを壊されたのが
残念だった。私たち夫婦は数少ない話し合える相手を失った。
その後2009年にはスラップ訴訟を起こされ、家宅捜索を受け、資料を没収され、実刑1年執行猶予4年が付き、
完全に生活環境をも破壊された。その後は廃業、昼逃げ、職探しだ。
ネットはヤフーで見ていたが、出てくるのは「ニキリンコ病」の当事者か、「発グレ」(発達障害グレー
ゾーン)か、幻覚幻聴を持つ自称アスペ診断済み当事者ばかりだった。
だから片岡さんが2010年に診断を受け、NHKに出ていた事、その後の活動も、私のネット環境上では
一切目にする事が無かった。
ところがつい先週、出先のパソコンで何気なく検索を掛けたら、片岡さんのある会合での発表資料を
目にして驚いた!
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【自閉症テレビ11】ホントの診断アスペルガー
片岡聡さん その前に [見る]
例えば、人を体重で精密にクラス分けをする。ミドル級ならミドル級。それ以外ナニモノでも無い。
しかし同じミドル級でも、サッカー選手や、ボクシングの選手。スワットのスナイパーかもしれないし、
ひよこ鑑別士かもしれない。
そうなると、「ミドル級で目が良い人がいる」と言う事になるが、「目の良い人はミドル級だ」とは
絶対ならない。
こんな事あまりにあたり前で誰も問題にしないが、事「発達障害」と単語が付くと、誰も疑問に
思わなくなる。
つまり、「自閉症には感覚過敏がある 人もいる」が「感覚過敏があれば発達障害だ」
と言う事になり、誰ひとり疑問にも思わず、異議も唱えない。
さらに、「感覚過敏にはサングラスを掛けると大丈夫」「感覚過敏には耳栓で対処できます」と
対策も非常に簡単。しかも誰もが無条件で信じるのが恐ろしい。
もしそれらが事実なら、10人に1人いると言われる発達障害。小学校に通う全校生徒400人いれば、
40人はサングラスで耳栓のこどもがうろうろしている事になる。
片岡聡さんの感覚過敏(感覚の敏感性)を読めばその問題の大きさと、
非常に難しい現実を思い知るだろう。
そんな「発達障害グレーゾーンごっこ」(ハツグレ)連中とはレベルが違うのだ。
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【自閉症テレビ24】社会性豊かなASD
片岡聡さんと同じ事違う事 [見る]
片岡聡さんも私たち夫婦も同じ自閉症三つ組の障害が完備したマインドブラインドネスだ。
一番の問題はマインドブラインドネスであるが故に、自分自身の状態が「誰にもある事」
なのか、私、或いは片岡さんだけに起きている事かが分からない事なのだ。
だから、自分の感覚過敏について、補装具を付けて自分が大変だった事に初めて気付いた
と言う事になる。小島慶子さんが薬を飲んで初めてADHDの脳を知った事と同じだ。
本来は、周囲の誰かが気付いて「この子は感覚過敏だ」と認識されればその子の環境は配慮され
格段に環境が良くなる。
片岡さんの講演を聴いた訳では無いので、詳細まで分からないが、片岡さんの言う「感覚過敏」の
例には二つの原因が考えられる。
ひとつは、少しだけ触れられているが、てんかんを原因とするモノ。
もう一つは、まさしく自閉症の特性が原因となっているモノ。
トイレで携帯を受けていた事は、自閉症マインドブラインドネスの
理論に裏打ちされた行動であり、理論的に解説できる行動。これについては「聞く」の項目で
詳しく解説します。
そして、今のテーマは片岡聡さんが見るモノがテーマ。次にその内容に踏み込みます。
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【自閉症テレビ17】アスペルガーの薬
片岡聡さんの言葉の選び方 [見る]
この原稿を書く前にもう一度読み返してみた。
するとスライド31にこうある。
◎「感覚過敏」というよりも、健常者にとっては問題ない感覚刺激によって、
思考が中断するほどの影響をうけるというのが実態
まさしく私が常々訴えている「感覚過敏」と「自閉症児の感覚の敏感性」の違いを
片岡聡さんもきちんと認識した上で訴えている。
では何故片岡聡さんは、「感覚過敏」と表現したのか。
これもマインドブラインドネス、自閉症の特徴で、
1.本質的に言語を使用するコミュニケーションは出来ない。
2.コミュニケーションを求められるので、知能で対応する。
3.本来持たない言語は、広く使われている用語を使いたがる。
結果4.その単語の概念を精密に理解していないのに、頻繁に使われている単語を
反射的に使ってしまう。
検証5.端的な例が「生きづらい」
片岡聡さんは本当に正常な人たちが言う「生きづらい」という
概念を理解しているか。「生きづらい」とはどの様な事か。
なぜ正常は人は「生きづらい」と言うだけでお互い「共感」できるのか。
その
「共感」を理解した上で片岡さんは「生きづらさ」を使っているか。
ちなみに想像力が欠如している私は(注:他者のココロの理解が出来ない)
「生きづらい」と言われても全く共感も理解も出来ず「?」となる。
「生きづらい」ってどう言う事?
「生きづらい」ってロヒンギャ難民より凄い環境?
「生きづらい」ってそんなに生命の危機的状況が日本にあるんだ。
という風になっちゃって、思考停止になっちゃうんだね。
でも、片岡聡さんがそれらの単語を採用するのも私たち夫婦には良く分かる。
何故なら、それ程片岡聡さんが「学校教育」の場で
徹底的に「ココロ」の教育を叩き込まれてきたからね。
ある意味私たち夫婦よりも過酷な時代だったのだろうと「想像がつく」よ。
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【自閉症テレビ32】言葉って何?